環境マネジメント

ムラタは、2009年度に国内全事業所および海外全生産拠点で、環境マネジメントシステムに基づく環境経営の枠組み統合を完了。環境経営に関わる情報を共有し、効率的で実効性の高い環境活動の推進とガバナンスの強化を目指します。

環境経営推進体制

設計段階から環境負荷を低減する体制づくり

ムラタでは環境担当役員がグループ全体の環境活動の統括責任者となり、環境・安全部が、事業所を横断しての環境活動を支援・推進しています。また、社長の諮問機関である環境委員会は、各拠点の取り組み状況や、全社の環境課題について議論・検討しています。

また、CO2排出削減を強力に進めるため、「温暖化防止委員会」を設置し、設計・開発・製造でのCO2排出削減の取り組みを加速しています。
環境経営推進体制 環境経営推進体制

ISO14001認証取得状況

国内外グループ会社の環境マネジメントシステムを統合

ムラタは、2006年度までに国内外全ての生産拠点において、ISO14001認証取得を完了しました。以降、システム統合への取り組みを進め、2007年3月に国内グループ34拠点でISO14001のマルチサイト認証への切り替えを完了しました。また、2010年3月には、国内外すべての生産拠点と国内非生産拠点で環境マネジメントシステム統合が完了しました。これによって、設計・開発から生産、販売まで一貫した環境マネジメントを実践するとともに、一部の拠点で実践した顕著な改善事例を他拠点へ応用展開するなど、グループ全体での環境パフォーマンスの向上を図っています。

2016年には、より効率的で実効性の高い活動を目指し、環境と安全衛生のマネジメントシステムを統合しました。

ISO14001認証取得状況

環境教育と啓発

従業員の階層、業務内容に応じた環境教育

ムラタでは、従業員の環境意識を向上させるため、全従業員に対し環境教育を実施しています。

さらに内部監査員を養成する講座では、2012年度にプログラムを改善し、模擬監査を導入するなど、より実際の監査に近い教育内容に変更しました。また、排水/排ガス装置など環境に影響を及ぼす設備を扱う従業員には適切な点検方法や効率的な稼動について個別教育し、環境への影響を最小限に抑えるよう努めています。

環境監査

3つの視点で問題点を是正

ムラタは、国内グループおよび海外生産拠点に対して3種類の環境内部監査を実施しています。監査の視点はそれぞれ異なり、幅広い視点で問題点を抽出し、改善を進めています。

ムラタの環境内部監査

  • 拠点内部監査
    日常業務の中で管理基準を定め、運用の監視および不適合事項の発見とその是正を実施する自己完結型の監査です。年に1回、内部環境監査チームによる監査を実施し、各種ルールが確実に運用できているかどうかを調べています。また、監査レベルの向上と事業所間の情報交換の推進を目的として、事業所を横断した監査員の交換制度も運用しています。
  • 環境・安全部による拠点訪問
    外部審査機関による審査の補完、および拠点内部監査では踏み込めない専門的な部分の確認及び改善提案を目的とし、本社の環境・安全部が実施しています。
  • 監査役による監査
    生産拠点の環境マネジメントシステム構築とその運用が適切か、全体的整合性をもって遂行されているかを監査役の立場から調査検証し、必要に応じて意見を述べます。

環境会計2016年度の結果と分析

2016年度の環境活動費用は約44億円、投資額は約12億円でした。

生産の増加に伴い、資源循環に関する日常管理費用が増加しました。また研究開発においては、省エネルギー関連の開発費用が増加しました。

2016年度 環境会計