地球温暖化防止

ムラタでは、事業活動で排出されるCO2総排出量削減に向けた温暖化防止方針を掲げ、目標達成のため温暖化防止委員会を組織し、製品や生産設備の設計・開発段階から製造工程にいたる削減対策を含め、ムラタグループ全体で全社的・組織的な活動を継続して進めています。

温暖化防止目標

事業の成長を織り込みながら、CO2総排出量削減を可能とする目標設定をしています。
  • 2020年度のCO2総排出量を120万t-CO2に抑制する

CO2総排出量の削減

2016年度の状況

2016年度からは温暖化防止目標達成に必要となるCO2排出削減量を目標値として、削減活動を推進しています。この結果、2016年度は約3万6千トンのCO2を削減し、事業の成長に伴い増加傾向にあるCO2総排出量(※)を約115万8千トンに抑えることができました。

また、原単位改善率は2012年度比で約14.7%削減となり、業界目標値を達成しました。

CO2総排出量と数量原単位改善率の推移 CO2総排出量と原単位改善率の推移
地域別CO2排出量 地域別CO2排出量
CO2排出量の第三者検証について

CO2排出量に関して、正確性を確保するため、第三者検証を受審しました。

第三者保証報告書

温暖化防止委員会における取り組み

温暖化防止委員会は、生産工場、事業部門、開発部門、スタッフの責任者で構成され、全社的体制で省エネ・温暖化防止に取り組んでいます。

実施事例として、これまでに実施してきた省エネ施策の全社への水平展開活動や、生産設備へのヒートポンプ利用、製造現場における生産性の改善により大きな省エネを達成しました。

また、2017年度からは省エネに関する投資判断基準を見直し、より一層省エネ活動の推進に取り組んでいきます。

ハクイ村田製作所ソーラーパーク富来
ハクイ村田製作所ソーラーパーク富来

再生可能エネルギーの導入

ムラタでは、省エネ活動に加え、更なる環境負荷低減のため、再生可能エネルギーである太陽光発電設備の導入を推進しています。2016年度の太陽光発電設備による総発電量は、560万kWhとなり、約3,500トンのCO2抑制への貢献量となりました。継続して再生可能エネルギーの導入を検討し、環境負荷低減に貢献してまいります。

省エネルギーを実現する電子部品製造装置を開発

ムラタではエネルギー使用効率の高い電子部品製造装置を開発しています。製造装置の省エネ指標は、単位製造製品数あたりの消費エネルギー (数量原単位) で表し、ベンチマーク (従来設備) 機比▲50%以上削減を目標値として、省エネ型の製造装置を新規に開発しています。

ムラタでは工場で稼働している既存の製造設備においても省エネ改善を進めており、2016年度も引き続き、これまでに蓄積してきた約70の生産設備の省エネ施策の水平展開に取り組んできました。
主な省エネ施策としては (1) 乾燥設備の排熱利用として熱交換器を導入 (2) 熱処理設備のエコモード運転 (3) エジェクターの工場真空化 (4) 設備待機時のエアーブローoffの徹底など、CO2削減効果の大きい施策を中心に改善を進めてきました。
また生産設備の設計技術者の2年目を対象とした省エネ設計研修会を毎年開催し、生産設備の省エネ設計のK/Hを教育しています。

2017年度は新たな取り組みとして、実績のある省エネ改善施策を標準化して、生産設備の標準機能として新たに盛り込むことで省エネ型設備導入を加速させ、更なる省エネ施策の水平展開を図っていきます。
開発設備の省エネルギー性 開発設備の省エネルギー性
(※) CO2総排出量の算出方法について
グローバルな算出基準であるGHGプロトコルに従い、以下のScope (範囲) で算出しています。
Scope1: 事業者が所有又は管理する排出源から発生する温室効果ガスの直接排出
Scope2 (※1) : 電気、蒸気、熱の使用に伴う温室効果ガスの間接排出
Scope3 (※2) : Scope2を除くその他の間接排出(従業員の出張や、製品の輸送、配送など)
※1 2015年度より新しいガイダンスが発行され、ロケーション手法によって各国のCO2換算係数を使用し算出しています
※2 Scope3の排出量は、CDP (カーボンディスクロージャープロジェクト) にて開示しています
(参考リンク) CDP ウェブサイト
写真左より Murata Electronics(Thailand), Ltd. Production engineering Dept. Maintenance engineering Sec. Phisit Rataphai Administration Dept. Environmental control Sec. Pongpat Sonpan, Thawatchai Jaimoon Production Dept. Production engineering Sec. Wirat Jankan

写真左より
Murata Electronics(Thailand), Ltd. Production engineering Dept. Maintenance engineering Sec.
Phisit Rataphai

Administration Dept. Environmental control Sec.
Pongpat Sonpan, Thawatchai Jaimoon

Production Dept. Production engineering Sec.
Wirat Jankan

組織力を発揮した省エネ活動で温暖化防止に貢献する

タイの北部、チェンマイにはASEANで2番目に設立されたMurata Electronics (Thailand) , Ltd. (以下タイムラタ) があります。経済成長著しいタイではエネルギー消費量が年々増加していますが、国のエネルギー政策によって、10年間でのエネルギー効率は40%近く改善しており、タイムラタでも同様に積極的な省エネ活動を行っています。LED照明などの高効率機器の導入や、空調機の効率を向上させるための運用改善に取り組み、組織横断的な省エネ推進体制で効率的に展開することによって削減できたCO2の量は880t。これはタイムラタで排出しているCO2の2.5%に相当します。今後もタイで事業を行う企業として社会的責任を積極的に果たすとともに、グローバルに活動拠点を持つムラタグループ全体に対して良い刺激を与えるよう継続して努力していきます。

ムラタでは、事業活動で排出される温室効果ガスの総量削減に向けて温暖化防止方針を掲げています。目標達成のため、温暖化防止委員会を中心にムラタグループ全体で活動を行っています。
CO2総排出量の推移
CO2総排出量の推移