2017/05/22
株式会社村田製作所
代表取締役社長 村田 恒夫
要旨
2017年4月18日、第61回 京都府発明等功労者表彰が執り行われ、当社従業員3名が最優秀賞を受賞いたしましたのでお知らせいたします。
発明考案の概要
考案者
飯田 汗人、齋藤 陽一、加藤 登
名称
高周波信号伝送線路及び電子機器（特許第5472555号）
要旨
スマートフォン等に用いられる高周波信号伝送線路及び電子機器に関する発明であり、村田製作所の新製品であるメトロサーク™に使用している技術。破断の危険性があった積層型高周波伝送路のビア導体に対して、中心軸が重ならないよう、ずらして積層する形状を確立。携帯電話への湾曲敷設が可能となり、大幅な薄型化を実現。同製品の飛躍的な売上拡大に貢献した。
京都府発明等功労者表彰について
京都府では、科学技術の研究開発や発明考案・創意工夫の重要性を広く啓発し、研究や発明意欲の向上を図るため、毎年、科学技術の研究・開発及びその普及に貢献した方を表彰しています。
発明考案功労者賞は、発明考案の内容が特に優秀で、その実施の効果が顕著な者に贈られる賞です。
メトロサーク™について
メトロサーク™とは、回路基板内を3次元に自由に配線できる樹脂多層基板、およびその基板を用いた製品です。優れた高周波特性を持ち、薄型かつ自由な形状での回路設計が可能であり、新しい市場、新しい暮らしの創出に貢献することが期待されています。
ムラタについて
村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。
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