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Murata Viosの患者モニタリングプラットフォーム「Vios Monitoring System」がFDA(米国食品医薬品局)認可を取得

2019/07/03

株式会社村田製作所
代表取締役会長兼社長 村田 恒夫  

                                                                                                                                                                                     <Vios Monitoring Systemの製品イメージ図>


株式会社村田製作所は、バイタルセンサの患者モニタリングシステムを開発している子会社であるMurata Vios, Inc. の第2世代患者モニタリングプラットフォーム「Vios Monitoring System(以下、VMS)」が米国で医療機器を販売するために必要な販売前認可である「FDA(米国食品医薬品局)への「市販前届510 (k)」*1の認可を取得したことを発表します。

今回FDAから認可された製品は、患者モニタリング機器のコスト削減に貢献するとともに、医療機関での治療の質と患者の体験を向上させるためのプラットフォームを提供します。 
第2世代患者モニタリングプラットフォームは、7誘導心電図、心拍数、呼吸数、SpO2(動脈血酸素飽和度)、脈拍数、および患者の姿勢の情報を収集し、さまざまな臨床環境で患者を便利かつ費用対効果の高い方法でモニターすることができます。Murata Vios, Inc.は現在、米国での事業展開に向けて、病院や救急医療施設と協業しています。
 
VMSは低コストで使いやすく、安全な患者モニタリングプラットフォームを提供することで患者モニタリングを最適化するように設計されています。特長のひとつはセンサ、独自の信号処理IP、および独自のソフトウェアを利用して、さまざまなデバイスで患者のバイタルサインを監視できることです。 医療機関は低帯域幅で接続されたデータに基づいて、バイタルサインデータをほぼリアルタイムで遠隔モニタリングできるようになります。こうした設計により、ソリューション全体のコストが大幅に削減され、高価な専用ITネットワーク機器への依存が解消されます。

Murata Vios, Inc.のCEOであるAmit Patelは「私たちのチームは、このマイルストーンを達成するために長い間懸命に努力してきました。このソリューションが市場に投入されることを楽しみにしています。村田製作所グループの一員として、革新的な技術のサポートによりこのソリューションを拡大することができるでしょう。」と述べています。

*1:米国で医療機器を販売するためには、FDA(米国食品医薬局)が定める規制に準拠する必要があります。クラスⅡ医療機器については、FDAが米国内で既に合法的に市販されている機器との実質的同等性(使用目的、技術仕様、有効性)や安全性等を総合的に判断し、医療機器の米国内販売を認可します。

Murata Vios, Inc.について

所在地:  700 Commerce Drive, Suite 190, Woodbury, MN 55125-9232, USA
代表者:
Amit Patel, CEO 
事業内容:

ヘルスケア製品の開発および販売

従業員数:
66名
主な事業所:  米国、インド
URL:
https://www.viosmedical.com/     



ムラタについて

村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。

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