電子機器を動作するときに、機器の機能を果たす目的以外の電磁波が発生します。電磁波は、機器自身の正常な動作や、他の電子機器の動作に妨害を与えます。
このような電磁波による妨害をEMI ( Electro Magnetic Interference「電磁障害」 ) といい、一般的にはノイズと呼ばれています。このノイズを抑制したり減衰させて欲しい信号だけを通すのがEMI除去フィルタです。ムラタグループでは、EMI除去フィルタを ( エミフィルR ) として商標登録し、ノイズ対策の場所に応じて様々なフィルタを用意しています。
アズミ村田製作所が生産するEMI除去フィルタは、チップフェライトビーズ ( インダクタタイプ ) であり、世界中の電子機器のノイズ対策部品として使用されています。
チップフェライトビーズは、デジタル機器である、パソコンとその周辺機器、DVDプレーヤーやデジカメ、多機能TVなどのAV機器、携帯電話など移動体機器、さらにカーエレクトロニクスの用途などに広く使われています。