商品開発 S.M.

入社
2007年入社

学生時代の専攻
電気・電子系/物理系

スキル
数学・物理学・科学・化学知識全般/専門知識/
情報収集力/調整能力等

「なぜ? なぜ? なぜ? 」が開発の仕事のベースになる。

大学時代の専攻である凝縮系科学は、分子や原子などの凝縮時の特性などを研究する分野なのですが、具体的には強誘電体の電子特性などもやっており、コンデンサは身近な存在でした。ただし、出雲村田製作所を知ったのは就職活動を始めてからですから、不思議な縁ですね。

現在は、汎用品からカスタム品まで幅広い範囲のセラミックコンデンサの設計・開発を担当しています。新商品を出すためには、耐電圧、誘電率、長期信頼性からサイズまでさまざまな条件を満たさないといけないため、基礎研究を行っている関係会社から実際に製品を製造しているラインの方まで、実に多くの人と一緒になって製品化までの仕事に取り組んでいます。

「なぜ? なぜ? なぜ? 」と常にものごとの原因や本質を追求するのが私たちの仕事。たとえば、開発のプロセスで起こった不具合に対して、その場限りの対応ではなく、なぜ不具合が起こったのかを考え、本質的な問題に対する対策をとるようにしています。その際に、学生時代に学んだ分析能力や情報収集力が役立っているように思います。また、失敗を恐れずに挑戦していくことも開発の仕事では重要なことかなとも思います。もちろん、大量の商品をつくって、その品質を安定化させなければならない企業での仕事は、1個つくってそれを研究する大学での流れとはずいぶん違いますが。