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keyword01 1991

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ソニーが世界に先駆けてリチウムイオン2次電池を商品化したのは1991年。モバイルの歴史はここから大きく変化しました。

1991年に携帯電話用に使用されたソニー※のリチウムイオン2次電池。それまでの2次電池から、エネルギー密度を飛躍的に高めたことにより、機器を持ち出して外で使用することができなかった問題や、乾電池では動作時間が短すぎた問題を解決。“モバイル機器”の歴史を大きく塗り替える転機となりました。

keyword02 オリビン

keyword02 オリビン

オリビン型リン酸鉄リチウムの名の由来は美しいオリーブの実の色から。電池への応用が難しいこの材料を、独自のノウハウで使いこなしました。

オリビン型リン酸鉄リチウムは美しいオリーブ色の結晶です。構造が強固で、酸素を放出しにくいこの結晶をバッテリに応用すると、電池としての寿命が飛躍的に伸び、かつ万一の時にも発火しにくいという利点があります。しかし、導電性が低く、そのままでは電池として使用するのは困難とされていました。この難しい課題に挑戦し、独自の電池構造、素材加工のノウハウ等を織り交ぜ、安全で長寿命な2次電池を生み出しました。この材料を正極に用いたリチウムイオン2次電池、『fORTELION』は、1日1回の常温環境下の充放電で期待寿命15年、また一度に大電流の放出を必要とするアプリケーションにも適しています。

keyword03 ゲルポリマー

keyword03 ゲルポリマー

東北村田製作所のバッテリの特徴であるゲル状電解質。電池素子の密着性を高める効果によって様々な利点を生み出します。

東北村田製作所のバッテリの特徴であるゲル状電解質。従来の液体電解質に比べて液体が漏れることがないのはもちろん、電池内部の微細な不純物によるガス発生時にもその密着性が効果を発揮。膨れを抑制できるという特性が、電池の薄型化、高容量化、長寿命化を促進、かつ“膨れにくい”ことは機器の設計自由度を高めます。

keyword04 50

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累積出荷数50億セルは技術と信頼の証です。

1991年に量産を開始して以来、ソニーのリチウムイオン2次電池は世界中の々な機器で採用され、以来2015年4月現在の累積出荷数およそ50億個。お客様から認めていただいた、確かな信頼の証です。

※ 2017年9月より、ソニーの電池事業は村田製作所に引き継がれています。