サーミスタの基礎用語

- サーミスタの用語集 -

 


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用語集 
項目 概要
キュリー点 ポジスタ®はある温度まで抵抗値がほぼ一定で、それ以上になると急激に抵抗値が上昇します。この抵抗値の変化点を「キュリー点 (キュリー温度とも言う) 」と呼び、村田製作所では、25℃における抵抗値の2倍の抵抗値になる温度と定めています。
温度補償 温度変化によって生じる計器、測定器などの誤差を、特別に工夫した付属装置や電気回路によって補償すること。温度により特性が変動する部品に対し、その温度変化の変動を抑えるように働くこと
突入電流 電子機器の電源をONにして起動する際などに、定常電流値を超えて流れる大きな電流。
正特性
サーミスタ
温度が上がると抵抗も上がる性質を正特性と呼び、PTCサーミスタの温度特性は正特性である。そのため正特性サーミスタとも呼ばれる。
負特性
サーミスタ
温度が上がると抵抗が減るという逆の性質を負特性と呼び、NTCサーミスタの温度特性は負特性である。そのためNTCサーミスタの事を負特性サーミスタともいう。
B定数 規定された周囲温度2点での抵抗値を用いて、次式より算出した抵抗変化を示す定数。
B=ln (R/R0) / (1/T-1/T0)
R: 周囲温度T (K) の時の抵抗値、R0: 周囲温度T0 (K) の時の抵抗値
最大使用
電圧
使用温度範囲内においてポジスタ®に常時印加することのできる最大電圧を示します。
耐電圧 25℃の静止空気中において3分間印加しても耐えることができる電圧を示します。電圧の印加は0Vから徐昇圧により耐電圧まで上昇させる方法で行います。
熱放散係数 (D) 発熱体と周囲温度の温度差1℃について単位時間に失われる熱量をいいます。
W=I・V=D (T-T0)
T: 発熱体温度
T0: 周囲温度
D. : 熱放散係数 (W/°C)
この値は通常発熱体の寸法や構造、材質によって決定されます。
熱時定数 (γsec) ポジスタ®を周囲温度T0からT1に瞬時に移動したときの温度差の0.632倍になる時間で表わします。一般には熱放散係数 (W/℃) と熱容量H (W・sec/℃) よりγ=H/Dで表します。これは動特性に関係します。
発熱動作点 ポジスタ®の自己発熱と外部への放熱が平衡状態になった動作点
保護電流 ポジスタ®の電流電圧特性において、電流の極大点を保護電流と呼びます。
保護電流
変動範囲
ポジスタ®の保護電流は、周辺温度: 抵抗値・温度特性・形状などによって変動します。保護電流の上限より上の電流領域を動作領域、下限より下の電流領域を不動作電流領域、上限と下限の間の電流領域を保護電流変動範囲と呼びます。
動作時間 動作時間とは、ポジスタ®に流れる突入電流が1/2まで減少するまでの時間をいいます。