インダクタ (コイル)のFAQQLQP03TNとLQP03TGシリーズの違いについて教えてください。

A
LQP03TNは、商品化当時0603サイズで業界TOPレベルのQ特性を持つことを特徴とした市場実績豊富な商品になります。
(なお現在、弊社から同サイズにて更に高いQ特性を有するLQP03TQ/LQP03HQシリーズが商品化されておりますので、高いQ特性をお求めの場合は、こちららのシリーズを検討ください。)

LQP03TGは、同業他社の積層品から置き換えを推奨するリーズナブルなコストにて同業積層品と同等レベルのQ特性を実現した商品になります。

具体的な違いは以下になります。

1点目は、インダクタンス値の基準点が異なります。
LQP03TNでは、インダクタ測定のショート補正時に用いるショートチップに残留インダクタンス値が存在するという以前から弊社が独自に取り入れてきた考え方を採用しています。一方で、LQP03TGについては、ショートチップの残留インダクタンス値は0nHであるという以前から同業他社が多く採用してきた考え方を採用しています。これら2つの考え方は、測定器メーカから両方とも正しいとされておりますが、最近の傾向としては、弊社のRFインダクタの認知度が高くなってきており、同業他社においてもショートチップに残留インダクタンス値が存在するという考え方が浸透してきております。

2点目は、内部構造設計が異なります。
LQP03TNについては、より高いQ特性を目指すため、それぞれのアイテムにより最適な設計がされております。
LQP03TGについては、同業他社品と同等のQ特性を目指し内部構造をシンプル化しており、この構造により、同業積層と同等特性品をリーズナブルな価格で提供できます。

これらの違いより、特性重視のユーザー様にはLQP03TN、積層からの置き換えを狙いコスト重視のユーザー様にはLQP03TGを推奨しています。

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