その他コンポーネント

売上高: 3,223億円
前年度比: 45.0%増

主な製品

インダクタ(コイル)/EMI除去フィルタ/コネクタ/センサ/サーミスタ/リチウムイオン二次電池など

インダクタ(コイル)
リチウムイオン二次電池・リチウムイオン蓄電池システム・マイクロ電池

営業成績

2017年度は、カーエレクトロニクス向けでコイルやEMI除去フィルタ、MEMSセンサが伸長したほか、2017年9月にソニーより取得が完了したリチウムイオン二次電池が加わったことから、大きく増加しました。その結果、その他コンポーネントの売上高は、3,223億円(前年度比45.0%増)となりました。

売上高 (単位: 億円)

インダクタ(コイル)

チップインダクタは、コンデンサ、抵抗と並んだ電子回路を構成する受動部品のひとつです。電源回路に使用されるパワーインダクタや高周波回路に使用される高周波インダクタ等が代表的な商品です。
パワーインダクタは、DC-DCコンバータの重要な性能である電力変換効率に大きく関わっており、製品に求められる性能は、DC-DCコンバータの回路方式や動作条件などによって変わってくることから、ムラタでは積層プロセスやフェライト巻線プロセスを応用し、対象用途や使用条件に最適なパワーインダクタを商品化し、市場に提供してきました。
ムラタは2016年の(株)東光との業務統合を経てメタルアロイ巻線プロセスを導入し、小型高性能を実現するとともに、メタルアロイ技術の特徴である大電流に対するバランスの取れた性能や、動作時の性能の安定性を強みとして他社と差別化を図っています。また、高周波インダクタは携帯電話からスマートフォンに発展していく中で、小型化を牽引する数々の商品を世に送り出し、多くのシェアを獲得しています。近年の自動車のEV化・ADASや自動運転といったさらなる電装化に対応するために、ムラタでは小型・高性能・高信頼性を備えたインダクタラインアップを充実させて市場のニーズにこたえていきます。


リチウムイオン二次電池

ムラタのリチウムイオン2次電池事業は、ラミネートタイプ、円筒タイプに分けられます。ラミネートタイプは、ラミネートフィルム外装材により自由なサイズ変更が可能で、主にMobile機器に採用されています。ムラタはゲル電解質を採用しており、他社の液電解質よりも膨れにくく、液漏れもなく、高い安全性に特徴があります。円筒タイプについては、ムラタは特に高出力用途に強みを持っており、園芸工具、電動工具、電動自転車、クリーナーなどの分野で大きく採用されています。
ラミネートタイプは、高安全性を遡及し、円筒タイプは、引き続き高出力に差異化して、電動化が加速していく園芸工具市場等で、成長を図っていきます。加えて、円筒タイプのセルを搭載したバッテリーモジュールと、ムラタで有していた高効率パワーコンバータ技術、センサネットワーク技術の融合し、住宅・産業系を中心としたエネルギーマネジメントシステムの提供も行っていきます。
これらは、ムラタの生産技術、プロセスとソニーの電池並びに電池材料に関する知見を融合させることで実行していきます。