村田製作所、台湾でEMC対策ソリューションを強化! 台北でシールドルームを利用したEMI対策サポート開始

台北シールドルーム

2013/06/17

株式会社村田製作所

代表取締役社長 村田 恒夫

要旨

台湾村田股份有限公司は2013年6月、台北にEMI*1ノイズ測定設備を導入し、EMIノイズの分析・対策サポートを開始しました。

背景

昨今の無線技術の発達にともない、様々なEMC*2問題が発生しています。EMC問題は携帯電話やタブレットPCの感度抑圧、AV機器の相互干渉、車載機器による通信障害などを引き起こすため、各国で規格化が行われています。携帯電話、家電、車載機器などのすべての電子機器メーカーは、これをクリアするため、ノイズを出さない、また、影響を受けないような設計を実施する必要がありますが、電子機器の小型化や通信速度の高速化に伴い、その対策は日に日に複雑化しています。

当社では、中華圏におけるお客様への迅速な技術サービスの提供を目指し、2007年にを設立しました。特にEMC技術サポートにおいては、2008年に上海および深圳にEMIノイズ測定設備、2010年に上海に電波暗室棟「ムラタEMCセンター」、2012年には北京にシールドルームを設置し、これまで培った技術でセットメーカーのEMC対策をサポートしています。

ムラタのEMI対策サポートは中華圏の多くのお客様にご利用いただいており、設計の初期段階からEMC対策を行うことによって、ノイズ対策に要する時間の短縮化や、コスト減といった効果が得られると好評をいただいております。こうしたなか、中華圏の設計拠点が数多く存在する台湾のお客様へのサポート体制を強化するため、台湾村田股份有限公司にシールドルームおよび測定装置を設置しました。

当社は独自で培ってきた技術をもとに、EMC問題解決のサポートを通して、当社のEMI対策部品を拡売し、ノイズのない、快適な通信環境の実現に貢献します。

EMC対策ソリューションの概要

近傍磁界分布測定器*3による回路基板上のEMIノイズ分析及び携帯電話の受信感度測定、当社のEMIノイズ対策ノウハウを活用して、当社の最新のEMC対策部品を用いたソリューションをご提案いたします。

設備概要

シールドルーム

1室: 1.90 (W) x 2.80 (L) x 2.32 (H) m
電磁波の外部からの侵入と、内部からの漏洩を低減・遮断した部屋。

近傍磁界分布測定装置

1機: 基板上の分布するノイズを測定し、視覚化するシステム

受信感度測定器

1機: 携帯電話 (GSM/WCDMA) の受信感度測定装置

ケーブルEMI測定器

1台: 機器間を接続するケーブル (USB/HDMI) のEMIノイズ測定装置

小型機器EMI測定器

1台: 小型機器から放射されるEMIノイズ測定装置

用語説明

*1 EMI: Electro Magnetic Interferenceの略。電磁妨害
*2 EMC: Electro Magnetic Compatibilityの略。電磁波による障害を受けない特性を持っていること。
*3 近傍磁界分布測定器: 基板上の分布するノイズを測定し、視覚化するシステム。

ムラタについて

村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。
詳細はこちらのページをご覧ください。www.murata.com/ja-jp