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平成28年度 文部科学大臣表彰 科学技術賞(開発部門)を受賞

2016/04/12

株式会社村田製作所
代表取締役社長 村田 恒夫

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要旨

2016年4月12日、科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者が決定し、村田製作所から2名が「直観的操作が可能なヒューマンマシンインターフェイスの開発」において、科学技術賞(開発部門)を受賞しました。

(参考)
同賞は、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者について、その功績を讃えることにより、科学技術に携わる者の意欲の向上を図り、我が国の科学技術水準の向上に寄与することを目的として設けられたものです。なかでも、開発部門は、我が国の社会経済、国民生活の発展向上等に寄与し、実際に利活用されている画期的な研究開発もしくは発明を行った者を対象としています。


受賞者

有機フィルムデバイス事業推進部 部長 安藤正道
有機フィルムデバイス事業推進部 シニアリサーチャー 河村秀樹

※今回の受賞は、田實佳郎教授(関西大学システム理工学部)、吉田光伸氏(三井化学株式会社機能材料研究所 主任研究員)との共同受賞となっております。

概要

今回受賞したフィルムセンサは、様々なヒューマンマシンインターフェースへの応用が期待できます。
すでに一部のデバイスにおいて、タッチパネルの押し圧検知センサとして用いられています。センシング感度が非常に高く、指の筋肉の微小振動さえもとらえることが可能であり、人が触れる、持つなど、人とデバイスの触れ合いによるコミュニケーションの開始などを検知することができます。今後多くの場面で活躍が期待されるロボット(ヒューマノイド)をはじめ、IoTや医療機器など、広範囲な用途への応用展開が期待されています。フィルム自体の透明度も非常に高いため、そこに価値を求められる使用に対しても非常に有効です。また、曲げとねじりを独立してとらえることができるため、今後登場が予想されるフレキシブルデバイスのセンシングとしても活用が期待できます。

ムラタについて

村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。

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