2018/07/17
株式会社村田製作所
代表取締役会長兼社長 村田 恒夫
要旨
公益財団法人 村田学術振興財団[理事長 村田 恒夫(株式会社村田製作所 代表取締役会長兼社長)]は、このたび2018年度の研究助成金の交付対象者を決定し、7月20日に研究助成金の贈呈式を執り行います。
概要
当財団は、村田製作所の設立40周年を機に設立され、自然科学、特にエレクトロニクスを中心とするものや人文・社会科学の研究に対する助成等を通じて、わが国の学術および文化の発展に寄与することを目的としており、今回で34回目の助成・援助の贈呈となります。
助成内容は「研究助成」「学術研究会(学会)助成」「研究者海外派遣援助」の3プログラムに分かれており、今年度の助成は総額3億6092万円、件数は304件となります。また、昨年度から海外現地の研究者への研究助成を開始し、総額1000万円、2大学 各10件の助成を行います。
当財団は、安定した高額助成を継続しており、助成金の累計総額は今年度で35億円を超え、多くの学術および文化の発展に寄与してまいりました。特に若い方々の萌芽的研究への助成に力を入れております。
今年度の研究助成内訳
プログラム |
分野 |
2018年
助成件数
|
2018年
助成金額
(千円)
|
昨年
助成件数
|
昨年
助成金額
(千円)
|
研究助成
|
自然科学系
|
115
|
260,000
|
108
|
200,000
|
人文社会科学系
|
40
|
50,000
|
33
|
40,077
|
合計 |
155
|
310,000
|
119 |
240,077
|
学術研究会(学会)助成
|
自然科学系
|
32 |
21,000
|
31 |
21,000
|
人文社会科学系
|
8 |
3,000
|
7 |
3,000
|
合計 |
40 |
24,000
|
38 |
24,000
|
研究者海外派遣援助
|
自然科学系
|
81
|
19,000
|
78 |
18,750
|
人文社会科学系
|
28 |
7,920
|
21 |
6,800
|
合計 |
109 |
26,920
|
99 |
25,550 |
総合計 |
304
|
360,920
|
278
|
289,627
|
主な受賞者(敬称略)
申請者 |
所属機関
|
役職
|
研究課題
|
山田 幾也
|
大阪府立大学
大学院工学研究科
|
准教授
|
次世代蓄電デバイス開発に寄与する
新しい電気化学触媒材料の研究
|
都甲 薫
|
筑波大学
数理物質系
|
准教授
|
フレキシブル・デバイスの
超高性能化に向けた
高移動度半導体薄膜の創製
|
熊谷 悠
|
東京工業大学
元素戦略研究センター
|
特任准教授
|
酸素空孔理論の構築とその予測
|
松川 真美
|
同志社大学
理工学部
|
教授
|
MHz帯域における
骨の圧電メカニズムの解明
|
高橋 駿
|
京都工芸繊維大学
大学戦略推進機構系
グローバルエクセレンス
|
助教
|
半導体カイラルフォトニック結晶
におけるトポロジカルエッジ状態を
利用した円偏光発光素子の研究
|
漆原 大典
|
名古屋工業大学 大学院
工学研究科 生命・応用化学専攻
|
助教
|
インコメンシュレート構造を
基軸とした局所構造制御による
誘電材料の探索
|
和田 智志
|
山梨大学 大学院
総合研究部
|
教授
|
ソルボサーマル固化法を用いた
高エネルギー・高出力密度を持つ
導電体/誘電体/導電体3次元
構造全固体セラミックス
キャパシタの創生
|
丹羽 健
|
名古屋大学
工学研究科
|
准教授
|
高活性な準安定金属多窒化物の
創製と電子物性評価
|
森山 悟士
|
物質・材料研究機構
国際ナノアーキテクトニクス
研究拠点
|
主任研究員
|
グラフェン超格子構造における
バレー流の伝動機構の解明と
量子素子応用に関する研究
|
塩谷 広樹
|
大阪大学
ナノサイエンスデザイン
教育研究センター
|
特任助教
|
グラフェンにおける
擬磁場制御とその熱電変換応用
|
濵野 正樹
|
早稲田大学
政治経済学術院
|
准教授
|
『企業の参入・退出と経常収支の
変化、金融政策、為替制度の
在り方』に関する研究
|
鷹岡 澄子
|
成蹊大学
経済学部
|
教授
|
人的資本の国際移動と
そのクロスボーダーM&Aへの
影響に関する実証研究
|
岡 広子
|
広島大学 大学院
医歯薬保健学研究科
附属死因究明教育研究センター
|
特任講師
|
国際社会における日本の災害犠牲者
身元確認体制の構築
-現状比較と合同机上訓練による検証-
|
松村 敏弘
|
東京大学 社会科学研究所
|
教授
|
産業組織における非利潤最大化行動の
総合的研究
|
贈呈式会場
会場:ホテルグランヴィア京都(源氏の間)
時間:15:00-19:00
※式典当日の取材対応について
当日の取材についての事前のご連絡は不要です。会場まで直接お越しください。
取材いただける時間帯は、15:00-15:40となります。
公益財団法人 村田学術振興財団 概要
所在地: |
京都府長岡京市東神足1丁目10番1号 |
設立年月日: |
1985年2月5日 |
代表者: |
理事長 村田 恒夫(株式会社村田製作所 代表取締役会長兼社長) |
ウェブサイト: |
|
ムラタについて
村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。
村田製作所トップページを見る