「NAONA x Interview」の活用により採用面接でのコミュニケーション傾向と入社意欲の関係を分析

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2019/06/25

株式会社村田製作所
代表取締役会長兼社長 村田 恒夫  

株式会社村田製作所(以下、「当社」)はセンシングデータプラットフォーム「NAONA」の面談・面接向けソリューションである「NAONA x Interview」を用いて、中途採用面接におけるコミュニケーションを可視化・解析する実証実験を実施しました*1。合計112件の面接データを分析した結果、面接時のコミュニケーション傾向と応募者の入社意欲・動機づけに関して一定の関係が見られることが分かりました。

今回の結果を踏まえ、当社は面接官のスキル研修に「NAONA」を活用した実証実験の分析データを応用します。また、採用フローにおいても、応募者の入社意欲を高めることに効果的な「1対1の職務マッチング面談」の機会を増やすとともに、「NAONA」を活用することで企業と応募者の相互理解をさらに促進することに取り組んで参ります。

【「NAONA x Interview」実証実験概要】
期間
2019年2月-3月 
目的  ・ 面接官と応募者のコミュニケーションの可視化と分析
・ 面接官のスキルの把握・向上
・ 採用面接の質の向上 
実験方法  ・ 採用面接に当社のNAONAを導入し、会話から抽出されるコミュニケーション情報(発言の量・長さ・テンポ・感情)をセンシング
・ 面接終了後、面接官と応募者にアンケートを実施
実験対象  村田製作所 中途採用面接  協力会社(A社)中途採用面接
面接官人数(1回当たり)
2-4名
1-2名
取得データ件数
112件

実証実験の方法

・中途採用面接で実証実験を村田製作所と協力会社で実施
・「質の高い面接」を以下のように定義
    ー面接官が応募者の合否判定に必要な情報を聞き出すことができる面接 
    ー応募者の入社意欲を高めることができる面接
・「NAONA x Interview」を活用しコミュニケーションを可視化
    ー面接官と応募者の発言量やテンポ*2、感情などを可視化・解析*3
・面接終了後に面接官・応募者にアンケートを行って以下の質問を実施
    ー面接官:「応募者の合否判定に必要な情報を聞き出すことができたか?」「応募者の入社意欲を高めることができたか?」
  ー応募者:「自身が伝えたい内容を伝えられたか?」「入社意欲が高まったか?」


実証実験結果
1.面接官の平均テンポの長さと入社意欲を高める動機付けの関係
「NAONA」データから、面接官の平均テンポが当社の採用面接においては短く、感情は落ち着いている傾向が見られました。この「NAONA」データと、面接官・応募者に実施したアンケート結果から、当社の面接では面接官が応募者の合否判定に必要な情報を聞き出すことはできているが、応募者の入社意欲を高めるという観点においては、課題があることが分かりました。

2.面接官の人数と平均テンポ・感情の関係
面接官人数が1人の場合は、面接官人数が2人以上の場合より、面接官の平均テンポが長くなり、面接官・応募者の感情が高くなる傾向が見られました。加えて、応募者を対象としたアンケート結果からも、面接官人数が1人の面接の方が、応募者の入社意欲が高まることが分かりました。

3.入社意欲を高めることが得意な面接官のコミュニケーションの特徴
今回の実験に参加した当社の面接官の中には、応募者の入社意欲を高めることが得意な面接官がいることが分かりました。これらの面接官の面接におけるコミュニケーション特徴を分析した結果、応募者との平均テンポが同調(ミラーリング)していることが分かりました。


今回の実験結果を受けて、当社では採用面接における2つの施策を実施し、面接官のスキル向上に努めてまいります。

1つ目は、「1対1の職務マッチング面談」の機会をさらに増やします。面接官人数が1人の場合の方が、面接がより双方向になり、応募者の入社意欲も高まるという結果が出ました。この結果から、当社の風土や仕事内容について応募者により深く理解していただくために「1対1の職務マッチング面談」の機会をさらに増やし、また「NAONA」を活用することで面接自体の質向上に取り組みます。

2つ目は、面接官向けの研修を実施します。「NAONA」データに基づき、限られた時間の中で応募者が伝えたい内容を伝える方法、当社への理解を深める方法について面接官に教育する予定です。また、今後も実証実験を継続し、「NAONA」を活用してこれらの施策の有効性を検証します。


関連情報
・1on1ミーティングでのコミュニケーション状態を見える化する「NAONA × Meeting」を6月17日から販売開始
NAONA×Meetingウェブサイト


*1  報道発表資料:2019年2月4日「採用面接におけるコミュニケーションの見える化を実現する「NAONA x Interview」の実証実験を開始」
*2  テンポ:一人当たり1回に発言する平均時間と定義しています。
*3  NAONAは端末側でエッジ処理を行い、会話内容を音声特徴量に変換した後に元データを廃棄しているため、サーバ上への個人情報の記録などは行っておりません。



ムラタについて

村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。
詳細はこちらのページをご覧ください。www.murata.com/ja-jp