株式会社村田製作所は、スマートフォンを含む小型デバイス向けNFC*1 回路用バラン「DXW21BN2511N」を商品化しました。
本製品は、2017年2月から量産を開始しております。
日本では「おサイフケータイ」などで使用されている「FeliCa」、海外では近接型ICカードと使用されている「MIFARE*2」など異なる規格の近距離通信が市場で乱立しており、それぞれの規格と互換性を持った新国際規格の「NFC(13.56MHz)」が制定されています。それに伴い、最近はスマートフォンなどの小型デバイス機器(タブレット、ノートパソコン、ウェアラブル端末など)でNFCの採用が急速に進んできています。
このNFC回路では信号変換(不平衡信号-平衡信号変換)としてバランが使用されており、今回市場で要求されている入力ポートインピーダンスが25Ωかつ2012サイズ(2.0×1.2mm)のバラン「DXW21BN2511N」を商品化しました。
*1 NFC:Near Field Communication (近距離無線通信)
*2 MIFARE:非接触/近接型ICカード
村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。
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