積層セラミックコンデンサ製造工程のライン技術を担当。生産設備を使ってどういう条件で製品をつくれば、コストダウンや品質改善につながるかを日々考えています。たとえば、材料を変えたり、温度や圧力などの条件に変化をもたせたり、印刷のスピードを検討したり、カットバーを変えたりといったことをしています。工程で実験に明け暮れたり、あるいは1日中パソコンの前でデータを整理したりといった毎日ですね。

僕らの立場としては、技術的知見からしかアプローチできないので、具体的なことは現場の人の知恵を借りなきゃ前に進めない。つまり、生産技術、現場 (オペレーター) と"協働"することが重要だといえます。

いま取り組んでいるテーマの一つである印刷機の加工条件の変更が、不良解消に効果があると評価されてきました。うまくいけば、他のラインにも水平展開されていくかもしれないと期待されています。たかだか2年弱の経験で、これだけの仕事を任されるのだから、いい会社だと思いますね。もちろん、責任は重くなりますが、その分やりがいは大きい。言われたことだけをするのじゃ飽き足りない技術志向の方にはぴったりでしょう。