出雲村田の技術

セラミックコンデンサ性能アップ

コンデンサは、電化製品には必ず使われている部品です。これまでは、使われる回路の電圧や求められる静電容量値によって、積層セラミック、タンタル (Ta) 、アルミ (Al) 電解、フィルムなど、素材の異なるコンデンサが使い分けられてきました。

ところがここ数年、チップ積層セラミックコンデンサの占める割合が急速に増えています。チップ積層セラミックコンデンサがその性能を向上させ、従来なら不可能とされていた大容量化に対応する製造技術を確立し、大きな静電容量を得られる製品を次々と開発しているからです。

そもそも、セラミックスは何百種類もある材料の組み合わせにより、さまざまなデザインが可能です。また、誘電率が高いため小型化でき、セラミックシートの品位を上げることで薄層化し、それによって大容量化することができます。しかも、焼き物であるために耐熱性が高く、耐久性もあります。今日、チップ積層セラミックコンデンサはより薄層化と多層化を進め、同一サイズの「大容量化」および同一容量の「小型化」を目指して日々進化を続けています。

セラミックコンデンサ性能アップ