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産業オートメーション(FA*1)では、Smart factory化に伴う機器の小型化や、信頼性の向上および高耐熱の必要性が高まってきています。一方で、セラミックコンデンサは、静電容量の拡大や耐電圧スペックの高耐圧化などに対応した商品化が進み、セラミックコンデンサを選択できる領域が拡大してきています。
ここでは、実際に使用される回路例から、FAに使われる電源や、インバータ用のコンデンサを紹介します。
*1 FA:Factory Automation
上記は、FAの一般的なブロック図を示したものです。
FAは、PLC, インバータドライバ、ACサーボモータ、各種電源などから構成されています。
AC/DC,DC/DCコンバータの使用回路例、インバータ使用回路例、サーキットブレーカー用電源使用回路例をご紹介します。
上記は、AC/DCコンバータ、DC/DCコンバータの一般的な回路例です。
①ACラインフィルタ(C1,C2)や一次二次結合のカップリングコンデンサ(C3)には、安全規格認定取得したコンデンサが必要となります。 AC400V定格、AC500V定格品の新製品は、AC400V系やAC690V系のAC/DC コンバータに適しています。
②スナバ用コンデンサ(C5,C6)には、高周波のスイッチングがかかるため低損失なコンデンサが求められます。
よって温度補償用(Class1)のコンデンサをおすすめします。
一方で、C7については、高周波のノイズ成分除去が求められることから高容量が必要になります。高誘電率系(Class2)のコンデンサをおすすめします。用途に合わせて最適な温度特性のアイテムを選定することをおすすめします。
③平滑用コンデンサ(C4,C8)には、低周波のノイズを除去するため比較的大容量のコンデンサが求められます。
上記は、インバータの一般的な回路例です。
スナバコンデンサ(C1)には、高周波のノイズ成分除去が求められます。
上記は、サーキットブレーカーに使われる電源の回路例です。
①平滑用コンデンサ(C1)には、低周波のノイズを除去するため比較的大容量のコンデンサが求められます。
②一次二次結合のカップリングコンデンサ(C2)には、安全規格認定取得したコンデンサが必要となります。 AC500V定格、AC400V定格品の新製品は、高いインパルス耐性によりブレーカー向け電源用途に適しています。
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