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導電性高分子アルミ電解コンデンサ
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注意事項
使用禁止回路
下記回路での使用を禁止いたします。
①時定数回路、②カップリング回路、③2個以上直列接続での使用、
④漏れ電流が大きく影響する回路
極性
本コンデンサには極性があります。 瞬間でも逆電圧を印加すると、酸化皮膜が破壊され、コンデンサとしての機能が失われる可能性があります。 極性を識別してご使用ください。
使用電圧
直流定格品を交流電圧回路および脈流電圧回路にてご使用の場合は、印加される電圧のVp-p値およびDCバイアスを含めたVo-p値が定格値以内となるようにご使用ください。 電圧を印加または除去する際には過渡的に共振・サージなどの異常電圧が発生する場合があります。 この異常電圧分も含めて定格電圧以内となるようにご使用ください。
ラッシュ電流
急激な充放電による過大なラッシュ電流が流れると、ショートや漏れ電流の増加につながる場合があります。 その場合、高信頼性維持のため保護回路を推奨します。 保護回路は、ラッシュ電流値が20Aを超える場合に適用してください。
許容リップル電流
本コンデンサに、許容リップル電流値を超過する電流を流すと、過剰な発熱によりコンデンサがその機能を失い、破壊に至る可能性があります。直流電圧を印加したときは、リップル電流によって発生する電圧との合計値が、定格電圧を超過しないよう、また、コンデンサに逆電圧が印加されないようご使用ください。
使用環境温度
コンデンサには、使用温度範囲が設定されています。
①使用温度は、機器内の温度分布および季節的な温度変動要因も考慮し、それに応じた使用温度範囲の製品を選定する必要があります。
②コンデンサは自己発熱する場合があります。 コンデンサの表面温度は、自己発熱分を含み、最高使用温度以下にする必要があります。
リフロー処理
本コンデンサのリフロー処理にあたっては、装着時および装着後にチップ本体に強い力を加えないでください。電極端子の損傷が起きたり、コンデンサの電気特性が損なわれる可能性があります。
使用環境
本コンデンサを取り付けたセットの設置環境および移動環境を確認し、次の環境下では機器は使用しないでください。
①コンデンサに、水分または油がかかる環境 ②コンデンサに、直接日光が当たる環境 ③コンデンサに、オゾン、紫外線および放射線が照射される環境 ④過度の振動または衝撃がある環境 ⑤腐食性ガス(硫化水素、二酸化イオウ、塩素、アンモニアなど)に晒される環境 ⑥結露するような環境の変化
保管条件
下記の条件にて密閉、または弊社梱包状態にて保管ください。 防湿パッケージ未開封での保証期限は、下記温度湿度環境下の場合、防湿パッケージ封入後2年間とさせていただきます。 また、開封後も弊社梱包状態かそれに準ずる状態で保管してください。 推奨保管条件 温度 : 5~30℃ 湿度 : 60%RH以下
本コンデンサは、腐食性ガス(硫化水素、二酸化イオウ、塩素、アンモニアなど)の雰囲気を避けて保管してください。
本コンデンサは乾燥雰囲気で保管してください。 直射日光と結露は避けてください。 保管中の湿度が高いほど、また、その状態の保管時間が長いほど、以下の問題点が顕在化する可能性があります。 ①使用初期の漏れ電流が大きくなり、回路を損傷する。 ②実装時の加熱により樹脂の吸湿水分が蒸発膨張して封止性を損なう。
乾燥状態を確認するため、開封後すぐに湿度インジゲーターカードで乾燥状態を確認してください。 開封直後に20%表示がピンク色の状態であったならば、下記の条件でのベーキングを実施してください。
防湿パッケージ開封後は必ずデシケータなどに入れ、乾燥状態を維持して保管してください。 開封後、1週間以上経過した場合は、下記の条件でのベーキングを実施してください。 推奨ベーキング条件 温度 : 60(+0、-5)℃ 時間 : 168時間
当製品はMSL-3に適合しています
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