TypeABZ-104は、新型LoRaモデムモジュールで、LoRaWANプロトコルスタックやセキュリティーキーなどのデバイス管理機能を統合したSemtechモデムファームウェアを内蔵しています。
この新しいスタンドアローン型モジュールの大きさは、わずか12.5mm x 11.6mm x 1.76mmです。
メタルでシールドしたパッケージに格納され、Semtech SX1276超長距離スペクトル拡散無線トランシーバーおよびSTMicro STM32L0シリーズARM Cortex-M0+ 32ビットマイクロコントローラー(MCU)を内蔵しています。
内蔵されたTCXOは堅牢で温度ドリフトが少なく、RFトランシーバーに正確なクロック源を供給します。
本モジュールとの通信はUARTを経由して行うことができます。
TypeABZ-104は、868MHzおよび915MHzの産業・科学・医療(ISM)帯で運用できるように電波法令に基づく認証をあらかじめ受けているため世界のほとんどの地域で利用できます。
通常の出力は+14dBmですが、PAブースト機能を選択するとRF出力を+18.5dBmに増加でき、長距離用途または屋内で電波状況が悪い場所にあるエンドデバイスに対応できます。
本モジュールの典型的な用途には、スマートメータリング、ウェアラブル、トラッキング、M2M、およびIoTエッジノードなどがあります。幅広い温度に対応しています。