ノイズ対策技術 / 事例紹介(自動車)

車載LAN用コモンモードチョークコイルによるCANのノイズ対策(2)放射ノイズの評価

■評価系

測定周波数 150kHz-1GHz
試験規格 CISPR25 Ed.3 (150kHz-1GHz)
DUT CAN Transceiver (A社製)
評価アイテム コモンモードチョークコイル (DLW43SH510XK2)
放射ノイズの評価のイメージ画像1

放射ノイズの評価 使用機器一覧

■評価結果 ~ フィルタなし 250kHzパルス ~

放射ノイズの評価のイメージ画像2
放射ノイズの評価のイメージ画像3

■評価結果 ~ DLW43SH510XK2を使用 250kHzパルス ~

放射ノイズの評価のイメージ画像4
放射ノイズの評価のイメージ画像5

DLW43SH510XK2を追加することで、ノイズ抑制効果が得られました。
(垂直偏波20.5MHzでノイズが25.1dB低減)

■評価結果 ~ フィルタなし 500kHzパルス ~

放射ノイズの評価のイメージ画像6
放射ノイズの評価のイメージ画像7

■評価結果 ~ DLW43SH510XK2を使用 500kHzパルス ~

放射ノイズの評価のイメージ画像8
放射ノイズの評価のイメージ画像9

DLW43SH510XK2を追加することで、ノイズ抑制効果が得られました。
(垂直偏波21.0MHzでノイズが17.8dB低減)

放射ノイズの評価結果のまとめ

■250kHzパルス

フィルタなしの場合は、150kHz-30MHzで高いレベルのノイズが見られました。
DLW43SHシリーズを追加することで、ノイズ抑制効果が得られました。
(垂直偏波20.5MHzで約26dBのノイズ抑制効果)

■500kHzパルス

フィルタなしの場合は、150kHz-30MHzで高いレベルのノイズが見られました。
DLW43SHシリーズを追加することで、ノイズ抑制効果が得られました。
(垂直偏波21.0MHzで約18dBのノイズ抑制効果)

関連記事