SubTitleIconNo01MIPI D-PHYとは?


MIPI D-PHYはモバイル機器等の内部で、ディスプレイやカメラの信号をやり取りするために使われるI/Fの規格です。
D-PHYはVer.2で1レーンあたり最大4.5Gbpsの通信速度を実現しました。スマートフォンなどモバイル機器の高解像度化にともなう映像データの増加に対応した技術です。

この他に、1レーンあたり最大6Gbpsの通信速度を実現するC-PHYもあります。
C-PHYのノイズ対策についてはこちらを参照ください。


  • 使用用途(LCD-CPU, Camera-CPU)
 

SubTitleIconNo02MIPI D-PHYにおけるノイズ問題

 
メインボードとモジュールの間のMIPI D-PHYラインを通るデジタル信号が、FPCケーブルから放射して、無線回路のアンテナに結合し、アンテナの受信感度を低下させることがあります。このため、MIPI D-PHYラインを通るノイズを除去する必要があります。

 

 

 

SubTitleIconNo03MIPI D-PHYにおけるノイズ対策の方策

 
メインボードのI/F部分にノイズフィルタを挿入し、FPCケーブルへのノイズの流出を抑えます。




 

SubTitleIconNo04MIPI D-PHYにおけるノイズ対策の注意点


■ 従来のI/Fのノイズ対策事例

従来のI/Fは差動伝送方式かシングルエンド方式のどちらかだった


差動伝送ライン → コモンモードチョークコイル

シングルエンド伝送ライン → LCフィルタ等


といった使い分けで問題なかった。

MIPIでは差動信号、シングルエンド信号が混在!

→高速差動及びシングルエンド信号の双方の波形に影響を与えないノイズ対策が必要。




 

 

SubTitleIconNo05MIPI D-PHYにおけるノイズ対策に適したノイズフィルタ


MIPI D-PHY v2.0用として以下のコモンモードチョークコイル/ノイズフィルタを推奨します。差動/シングルエンド両信号への影響が少なく、コモンモードノイズを低減します。

Part Number 在庫
検索
Size
[mm]
効果のある周波数帯
700M-900MHz
LTE/GSM
1.5GHz-2.6GHz
LTE/GSM
2.4GHz
Wifi/BT
3.5GHz
LTE
DLM0QSN500HY2 0605
DLM0NSN500HY2 0806
DLP11SA900HL2 1210
DLP11TB800UL2

 


SubTitleIconNo06ノイズ対策効果の確認例

DLM0QSN500HY2を使用することでLTE Low-Band High-Band、Wifi 2.4GHzの広帯域でアンテナ結合ノイズに対して抑圧効果が確認できました。

 
 

SubTitleIconNo07差動信号波形への影響の確認例
(DLM0QSN500HY2を使用)


フィルタを挿入しても信号波形への悪影響は現れていません。



 

SubTitleIconNo08まとめ


モバイル機器では、ディスプレイやカメラとの接続に使われるMIPI D-PHYインターフェイスからノイズが放射して自機のアンテナに結合し、アンテナ感度を低下させることがあります。この対策のためにはI/F出口にコモンモードチョークコイル/ノイズフィルタを使用するのが効果的です。

MIPI D-PHYは差動信号とシングルエンド信号が同居しているため、信号波形を乱さない部品を選択するために注意が必要です。
以下に紹介するコモンモードチョークコイル/ノイズフィルタの使用を推奨します。


MIPI D-PHYのノイズ対策に推奨するフィルタ

Part Number 在庫
検索
Size
[mm]
効果のある周波数帯
700M-900MHz
LTE/GSM
1.5GHz-2.6GHz
LTE/GSM
2.4GHz
Wifi/BT
3.5GHz
LTE
DLM0QSN500HY2 0605
DLM0NSN500HY2 0806
DLP11SA900HL2 1210
DLP11TB800UL2