TVSダイオード(ESD保護デバイス)

TVSダイオード(ESD保護デバイス)は、静電気による電子機器の故障や誤動作を防止するための部品です。TVSダイオードを使用することで、外部からの静電気がICや電気回路に突入してそれらを破損する前にTVSダイオードを通して静電気を逃がします。例えばUSB端子から機器内部に静電気が侵入することがありますが、TVSダイオードにより機器を保護することができます。
当社では、0.4mm x 0.2mm (0402サイズ)、0.6mm x 0.3mm (0603サイズ)、1.0mm x 0.6mm (1006サイズ)サイズをご用意し、電源から高速信号まで幅広い用途で保護する製品ラインナップを提供します。

製品ラインアップ

TVSダイオード(ESD保護デバイス)とは

TVSダイオード(ESD保護デバイス)は、静電気による電子機器の故障や誤動作を防止するための部品です。TVSダイオードを信号もしくは電源ラインとGND(グランド)の間に配置し、ESDが侵入した時にTVSが動作しGNDにESDを逃がす役割を果たします。

TVSダイオードに必要な機能

通常(数V)
IC駆動電圧でGNDと絶縁されていること
ESD印加時(数千V)
GNDと導通させ高電圧をGNDに逃がす

動画 ESDから電子部品を守るTVSダイオード

TVSダイオードは電子部品をESDから守ります。この動画ではTVSダイオードが必要な理由、使い方、ムラタのTVSダイオードの特長についてご確認いただけます。

TVSダイオードの使用例

片方向 / 双方向 TVS

TVSには、2種類の方向性があります。1つは片方向タイプ、もう1つは双方向タイプです。信号が正のみの場合、片方向タイプを使用し、信号が正負にまたがる場合、双方向タイプをご使用ください。

片方向(Unidirectional)
片側のみ使用電圧から電流が流れ始める。
双方向(Bidirectional)
両側ともに同じ電圧で電流が流れる。