インダクタガイド

世界初、世界最小チップインダクタ0201サイズ (0.25×0.125mm) の開発 -LQP01TNシリーズ (予定)-

※当記事は2012年9月に当社HPにてリリースした内容を再構成したものです。

 
 

<まえがき>

株式会社村田製作所は、世界最小0201サイズ (0.25 x 0.125mm) のチップインダクタ*を開発しました。現在一部のスマートフォンに搭載されている0402サイズ (0.4 x 0.2mm) より体積比約75%ダウンを実現しました。

<商品化背景>

スマートフォンをはじめとする小型モバイル機器のマルチバンド化、高機能化により、電子部品の搭載点数はますます増加し、高密度実装を支える超小型部品へのニーズは高まっています。高周波用チップインダクタにおいてもこれまでの最小サイズである0402サイズは、高周波モジュールを中心に採用が広まっています。当社はこのたび独自の最新微細加工技術の応用により、世界ではじめて世界最小0201サイズのチップインダクタを試作しました。現在2014年度内のサンプル出荷に向けて開発を進めています。

<用途>

小型モバイル機器向けの各種モジュール

外形寸法図

L/W/T=0.25 x 0.125 x 0.125mm

<品番>

LQP01TNシリーズ (予定)

<サンプル供給時期>

2014年度末 (予定)

<用語説明>

* インダクタ: コンデンサや抵抗器とともに電子回路の基本となる部品で、コイルとも呼ばれている。
主な用途として信号系と電源系の2種類に分類が可能で、「高周波用インダクタ」は信号系の
インダクタに該当し、特に高周波回路などで使用するものを指す。
電気信号を伝える回路で主にインピーダンスマッチングやフィルタとして使われる。
電源系のインダクタは、半導体への電源供給回路で、ノイズ抑制や平滑などの役割を果たす。

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