村田製作所は、端子間距離を4mm以上とした自動車用安全規格認定金属端子タイプ積層セラミックコンデンサ KCAシリーズ Type MFを商品化しました。主に電気自動車の車載充電器(OBC*1)、インバータ、DC-DCコンバータなどでご活用いただけます。本商品は、2018年12月から量産開始予定です。
自動車用安全規格認定金属端子タイプ積層セラミックコンデンサ KCAシリーズ Type MFは、コンデンサの国際安全規格IEC60384-14 Class X1/Y2の認定を取得しており、車載用充電器などにClass Y2のYコンデンサ
*2として使用できます。金属端子の弾性作用によりセラミック素体にかかるストレスを緩和し、クラックの発生リスクを抑制する設計を採用しています。車載用充電器において、当製品は安全規格認定コンデンサが求められるACラインだけでなく、DCラインのYコンデンサとしても採用されています。
従来のKCAシリーズ Type MFは、これまでIEC60384-14に規定されている端子間距離3.2mmを満足していましたが、電気自動車の用途においてDCラインで使用する場合、印加電圧、使用環境、基板の材料などによっては端子間距離3.2mmでは不足と判断されるケースがありました。本商品は、金属端子を新しく設計することにより、端子間距離4mm以上を実現しました。従来のラインアップに比べ、より高い電圧の設計ニーズにも対応可能です。
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