自動車市場では、自動運転に向けた動きが加速しており、周辺検知として車載カメラの標準装備が進んでいます。そのためには大量のデータ伝送が可能な高速差動インタフェース(以下、I/F)が必要であり、民生市場で実績があるEthernetの車載版「BroadR-Reach®(100Mbps)」の導入が進んでいます。
ムラタでは、自動車の制御系I/F「CANBUS/FlexRay」用コモンモードチョークコイルで培った巻線技術をベースに、ワイヤ間の静電浮遊容量バランスをコントロールすることで、「モード変換特性」などの必要な特性を実現しました。今後、更なる小型化をはかり、お客様のご要望に迅速にお応えしてまいります。
自動車市場向け、特にBroadR-Reach®といった車載LANにおけるノイズ対策
*1 BroadR-Reach®:OPEN Allianceによって定義された車載用イーサネットの規格。UTP(Unshielded Twist Pair cable)1組で100Mビット/秒を実現した車載インタフェース。BroadR-ReachはBroadcom社の登録商標です。
*2 CANBUS/FlexRay:CANはController Area Networkの略。FlexRayは車載向け通信バス・システムの標準規格
*3 AEC-Q200:「Automotive Electronics Council (車載電子部品評議会)」 の略
村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。
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