株式会社村田製作所は、NI AWR Software(
*1)を用いた電気回路解析において、回路素子値のチューニング計算や最適化計算で利用できる積層セラミックコンデンサと高周波インダクタのコンポーネントモデルを公開しました。
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背景
株式会社村田製作所では、電気回路設計に用いる当社電子部品のシミュレーション用モデル・ライブラリをご提供しています。データの拡充を進めてきた結果、現在では積層セラミックコンデンサおよび高周波インダクタでそれぞれ20,000品番、4,000品番を超える豊富なデータをお使いいただくことができるようになりました。ただし、部品情報の選択肢が増える一方で、部品データの肥大化、適切な品番データの選択にかかる手間や時間の増大という課題がありました。
今回、選択できる品番数を少数に絞り込んだコンポーネントモデルをナショナルインスツルンメンツ社様とともに開発いたしました。このコンポーネントモデルは、NI AWR Softwareに搭載されている回路素子値のチューニング機能や最適化計算機能を利用できるもので、これまで以上にお客様の設計業務のお役に立てることと期待しています。
設計支援ツール
用語説明
NI AWR Design Environment ソフトウェアプラットフォームには、Visual System Simulator™ システム設計ソフトウェア、Microwave Office / Analog Officeマイクロ波/ RF回路設計ソフトウェア、AXIEMおよびAnalyst™EM解析ソフトウェアなどのRF /マイクロ波電子設計自動化(EDA)ツールが含まれています。 NI AWRソフトウェア製品ポートフォリオには、AntSyn™アンテナ設計/合成ソフトウェアとAWR Connected™サードパーティソリューションも含まれています。
村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。
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