村田製作所とGoogleが
Coral Intelligenceを搭載した世界最小AIモジュールを開発

2020/03/30

株式会社村田製作所
代表取締役会長兼社長 村田 恒夫

村田製作所 (以下、「当社」)とGoogle LLC(以下、「Google」)は、Coral Intelligenceを搭載した世界最小*1の人工知能(AI)モジュール「Coral Accelerator Module」(以下、「本製品」)を開発しました。本製品は、2020年6月以降よりGoogle Coralウェブサイトを通じて販売します。
*1 当社調べ。2020年3月29日時点
電子機器の高機能化・小型化にともない、特にEdgeデバイスにおいて、限られた実装スペースを活用して製品の高い堅牢性を実現するために、電子部品の小型化ニーズが高まっています。Google のEdge TPU ASIC*2を実装した本製品は、小型パッケージ化によりプリント基板設計を簡素化とするとともに、優れたノイズ抑制特性を実現しています。
当社は本製品の開発にあたり、通信分野で長年培った高密度設計、モジュール化技術を活用しています。Googleと緊密な連携を行い、本製品がCoralテクノロジーを活用したアプリケーションに利用される際に必要となる拡張性や互換性などを実現しました。Edgeデバイス上でのAI処理に必要となるアルゴリズム計算のスピード向上に貢献します。
*2 Edgeデバイス向けに低消費電力/小型化に特化した機械学習向け集積回路(Tensor Processing Unit)
村田製作所コネクティビティ製品マーケティンググループのショーン・キムは、「Coral Accelerator Moduleは卓越した製品です。当社はGoogleのAI Edge エコシステムに必要とされる重要な構成要素を供給しています。本製品は、次世代の高度情報機器を実現する上でのゲームチェンジャーとなるものです。Googleが当社のプロセス、材料技術における知見に信頼を寄せたことは、当社が提供するマルチチップモジュールプロセスの堅牢性を証明しています」と述べています。
Google Coral プロダクトマネージャーのヴィクラム・タンクは、「Coralは製造業からヘルスケア、農業といった多くの産業にわたりオンデバイスAIによる新たなアプリケーションの提供を可能にします。村田製作所の協力により、機器に組込みやすく、高い信頼性を有したGoogle Edge TPU 搭載のCoral Accelerator Module が製作されました。本製品により、多くのお客さまがさまざまな環境で自社製品にCoral インテリジェンスを取り入れることができます」と述べています。

Coralについて

Coralの目標は、プロトタイプから生産に早く移行できるよう、AIアプリケーションをデバイスレベルで動作させることです。Coralは、ローカルAIを搭載したデバイスを製作するためのハードウェアコンポーネント、ソフトウェアツールおよびコンパイル済みモデルのツールキット一式を提供します。Coralプラットフォームにおいて重要な役割を果たすAIモジュールは、多くの産業界においてアプリケーションの実行をサポートします。 テクノロジーに関する詳細な情報はwww.coral.aiでご確認ください。

ムラタについて

村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。
詳細はこちらのページをご覧ください。www.murata.com/ja-jp