作業者安全モニタリングシステムのセルラーLPWAモデルを販売開始
~ゲートウェイ不要の公衆通信網を活用し広域をカバー~

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2020/05/25

株式会社村田製作所
代表取締役会長兼社長 村田 恒夫

株式会社村田製作所(以下、「当社」)は、2018年8月より改良を進めてきたヘルメット取り付け型センサデバイスを用いた「作業者安全モニタリングシステム」のセルラーLPWAモデル(以下、「本システム」)を新たに開発し、2020年7月より販売を開始します。これにより、作業者の安全管理を行う際に、建設作業現場にゲートウェイの設置が不要となり、遠隔地からリアルタイムで作業者の生体情報や周囲環境(作業環境)を広域でモニタリングすることが可能となります。
※ LPWA : Low Power Wide Area 省電力で広域をカバーできる無線通信技術

国内の人口減少に起因する就労者の減少や、現場作業者の高齢化が進む中、今まで以上に安全で快適な作業環境を整備する必要性が高まっています。また近年、厳しい夏の暑さの中、作業者が熱中症の発症や過労・体調不良といった状態になるまで作業環境の悪化に気がつかないことが現場で問題となっていました。当社はこうした課題解決のため、2019年6月より作業者安全モニタリングシステムのSub-GHz帯特定小電力無線モデルを販売開始しましたが、このたびゲートウェイ設置不要で、公衆通信網(基地局)を活用し、作業者の情報を直接クラウドに収集できるセルラーLPWAモデルを新たに開発しました。

今回の開発により、電設工事作業など毎日訪問する現場が変わる場合や、土木現場のようなより広範囲で作業が行われる場合など、さまざまな作業現場の状況に合わせて本システムを提供できるようになります。なお、Sub-GHz帯特定小電力無線モデルの機能として含まれている熱ストレス対応、転倒、落下の検知に加えて、GPSによる位置検知も可能です。

本システムは、Sub-GHz帯特定小電力無線モデルを共同開発した戸田建設株式会社が2020年6月よりフィールドテストを実施し、その後2020年7月より販売を開始します。

システムの構成

従来のシステム

< Sub-GHz帯特定小電力無線モデルのポイント >

  • センサデバイスからゲートウェイへの通信方式は920MHz特小無線
  • ゲートウェイからクラウドにデータ集約
  • 中継器を各場所に配置して中継


本システム

< セルラーLPWAモデルのポイント >

  • センサデバイスから基地局経由でクラウドにデータ集約
  • LTE(Long Term Evolution)網の基地局活用
  • SIM内蔵


「Sub-GHz帯特定小電力無線モデル」と
「セルラーLPWAモデル」の比較表



本システムの詳細は、作業者安全モニタリングシステムをご覧ください。


ムラタについて

村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。
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