株式会社村田製作所は、世界最小サイズ(1.2×1.0mm)となる高精度水晶振動子(XRCEDシリーズ)を商品化し、2016年12月から量産を開始しています。 当商品は、2017年1月18日~20日に東京ビッグサイトで開催される「第3回ウェアラブルEXPO」 に出展します。
当社は2009年に水晶振動子(XRCGBシリーズ)の量産を開始し、2014年には小型無線機器(Wi-Fi®/ Bluetooth®)用に周波数精度+/-20ppmに対応した1.6×1.2mm(XRCMDシリーズ)を商品化しました。近年、Wi-Fi®/Bluetooth®などの無線通信に対応した機器の普及が進み、とくにスマートフォンやウェアラブル機器、補聴器市場などで、小型化のニーズが高まっています。ムラタの独自技術により良好な共振抵抗と耐圧を確保し、さらなる小型化1.2×1.0mm(XRCEDシリーズ)を実現したことで、Wi-Fi®/Bluetooth®などの無線を使用したモバイル/モジュール機器の小型化に貢献してまいります。
水晶振動子は、小型化によって水晶片の振動エリアが制限されることで共振抵抗(以下ESR)が悪化します。当社は、独自のパッケージ技術と高精度組み立てラインを用いることで、良好なESRを実現しています。また、通常、水晶振動子を小型化するためにパッケージを薄型化しますが、パッケージの変形や封止破壊の原因となります。このため当社では、モールド時の応力を分散し、耐圧を確保できる構造にしています。
XRCED37M400FXQ52R0(37.4MHz)
詳細は水晶振動子の製品ページをご覧ください。
※上記以外の周波数は別途問い合わせください。
株式会社村田製作所は、ファンクショナルセラミックスをベースとした電子デバイスの研究開発・生産・販売を行っており、材料から製品までの一貫生産体制を構築しています。またムラタ製品の90%以上は海外で販売されており、国内外にグローバル会社を展開しております。