センサの真上に磁石があるとき、磁石の向きを垂直に置くのがホールIC配置。水平に置くのがAMRです。それぞれ磁界の検知方向が異なります。
磁石の磁極付近は磁力が強いため、縦方向の配置だと近くにクレジットカードなどの磁気データがあるとカードのデータに影響することがあり、スマートフォンやノートPCなどの電子機器で垂直方向に置けない場合はAMRが有利になります。(水平配置だと磁気データが消失しないということではありません。)
AMRセンサは水平磁界を検知するため複数の配置パターンが考えられ、その結果設計自由度が増します。
一方でホールICは垂直方向の磁界をピンポイントで検知するのが一般的で磁石はホールICの真上かつ至近距離に取り付ける事が推奨されるため、設計自由度が制約されます。