AMRセンサ(磁気センサ)AMRセンサ 基礎知識ー AMRセンサ (磁気スイッチ)とリードスイッチの違い

AMRセンサとリードスイッチとの違い

感度ばらつきが小さく、小型で衝撃に強い

リードスイッチに対してAMRセンサは感度ばらつきが小さいためマグネットとセンサの配置設計の自由度が高いというメリットがあります。

また、サイズが小さく、ご使用の基板の縮小化や表面実装可能なため、実装コストを削減することができます。更に、リードスイッチよりも振動・衝撃に強いため、扱いやすく、無接点のため長寿命というメリットもあります。

磁界の検知方向は同じ

磁界の検知方向が同じであるため、リードスイッチで使用していた磁石そのままでもAMRセンサに適用できる可能性があります。

対してAMRセンサはスイッチ単体で回路を有しており、動作には電源が必要なため、配線数が異なったり、センサ内で消費電流が生じる点があることご注意ください。

AMRセンサとリードスイッチの比較表

AMRセンサ リードスイッチ
サイズ
AMRセンサ
PKG最小サイズ:1.45×1.45×0.55㎜
×
実装性
リード端子の曲げ、
基板研削など特殊な加工不要
×
感度ばらつき
独自の感度調整機能により
感度ばらつきを狭小化
×
耐振動・衝撃
リードスイッチは構造上、
振動、衝撃に弱い
×
設計自由度
小サイズ、感度ばらつき小による
設計自由度UP
製品寿命
AMRセンサは接点寿命が無い
×
指向性 狭い
※指向性を調整する技術を開発中。
広い
線式 3線
2線
バウンス時間 無し
高速処理可能
0.3ms
最大駆動周波数 1~2kHz 500Hz