CO2 センサスマート農業用、グリーンハウス向けCO2センサ

長期安定性と高い測定精度を有しメンテナンス性の向上が期待できる製品です。

温度特性が良いため、日中の気温変動が大きく、高湿度環境のグリーンハウス用に最適です。低ドリフトのため、過剰な石油燃料使用を抑止し、安定したCO2施用による収量アップが実現できます。

防湿コートや高性能エアフィルタの採用により耐環境性能が向上しており、サージ対策電源回路も内蔵しています。

設置が容易なケース、ケーブル付きモデルもあります。

仕様

左右にスワイプ可能です 横持ちでご覧ください
構成 CO2測定範囲 品番 備考
モジュール単体67*92*20mm 0-3000ppm IMG-CA0012-00 -
ケース、ケーブル付き80*125*32mm(突起部除く) 0-3000ppm IMG-CA0012-12 ケーブル長 : 5m
  • 測定範囲・出力電圧・ケーブル長等のカスタマイズをご希望の場合は、当社営業所または代理店にカスタマイズ希望とご連絡ください。
  • 1個から購入可能。
項目 スペック
動作温度 0 ~ 50°C
保管温度 −20 ~ 50°C
測定濃度範囲 0 ~ 3,000ppm
測定精度 ± (50ppm + 5% of reading)
Typ. ± (30ppm + 2.5% of reading)
長期安定性(ドリフト) ±50ppm/Year@1000ppm
入力電圧 DC 24V, DC12V
消費電力 Avg. 0.5W / Max. 2.0W
出力インターフェース アナログ 0 ~ 5V(換算式 600ppm/V)
測定間隔 5s

農業・グリーンハウスの課題とムラタの強み

農業・グリーンハウスの課題

  • 植物の光合成に必要なCO2濃度は、作物や季節によって異なるため、CO2濃度を一定に保つことが課題。
  • CO2センサの精度や、湿度や温度などの環境条件によって、測定値が変動することがあるため、正確な測定が必要。
  • 測定値が真値より高めにずれることでの収量ダウン。
  • 測定値が真値より低めにずれることでエネルギー(燃料費)のロスが発生してしまう。
  • 手動校正タイプのCO2センサは、CO2センサの取り外しやハウス開放が必要になり、負荷が高くなる。

ムラタのCO2センサの強み

村田製作所のCO2センサは2ビームNDIR方式を採用しており、大気濃度の約400ppm以下の精度を正しく測定できます。CO2濃度を正確に測定し、CO2を適切なタイミングで供給することで作物の収量と品質の向上に貢献します。
また、独自の構造とアルゴリズムにより、測定値の劣化を自動校正し、長期安定性とメンテナンスフリーを実現します。
システム組み込み用のモジュール品のほか、設置が容易な農業用ケース・ケーブル付きモデルをラインアップ。