センサタイヤ空気圧監視システム (TPMS)

自動車への圧力センサ利用が急速に進められているアプリケーションの一つが、タイヤ空気圧監視システムです。基本はタイヤ空気圧警告ランプを点灯することですが、様々な車両安全システムと連動すれば、パンク検知以上の機能を発揮します。タイヤ空気圧が適正でないと以下のような問題が生じる可能性があります。

  • フロントタイヤ圧が低いとアンダーステアに、リヤタイヤ圧が低いとオーバーステアになります。
  • タイヤ空気圧が過剰でも不足でも、タイヤの寿命は著しく短くなります。
  • 適正空気圧から0.4bar外れているとタイヤの寿命は30%短くなり、空気圧不足だと0.6barにつき約4%燃費が悪くなります。
  • 100km/hを超える高速走行時にハイドロプレーニング現象が起きると、タイヤが道路から浮いた状態となり、大変に危険です。
  • 適正なタイヤ空気圧の50%しか空気圧が無いと、濡れた路面ではABS付きであっても100km/h時の停止距離が10mも長くなります。
  • タイヤ空気圧が一定以下になるとアラームが作動します。
  • 適正でないタイヤ空気圧は、サスペンション制御の妨げのもとになります。