空中超音波センサ超音波センサ 基礎知識 ー 超音波センサの基本的な使い方

超音波センサを効率よく受発信するための筐体や取り付けの注意事項を説明します。

注意事項

①センサの振動を阻害しない

筐体内にセンサをはめ込んで使用する場合、センサの周囲はゴムやスポンジなどセンサの振動に影響しない弾性体で覆ってください。温度変化に対して硬直変化の少ない素材を選定してください。

②残響を抑える

基板や筐体にセンサの振動が伝わらないようにしてください。基板や筐体に振動が伝わってしまうとセンサの残響が収束した後も筐体が振動して残響時間が長くなります。

③超音波の放射を阻害しない

センサ方斜面(天面)上部や指向性の範囲は開放空間としてください。
超音波センサは空気中を伝搬します。上部や指向性の範囲内に筐体がある場合、筐体で反射してしまい、対象物までの正しい距離計測が困難となります。

良い例と悪い例

送信受信分離タイプで良い例と悪い例を図に示します。
(送受兼用タイプにも当てはまります。)

同一基板上に配置

良い例悪い例

筐体が堅い場合
超音波の振動を阻害したり、筐体⇔センサで振動が相互に伝わり長く続きます。

異なる基板上に配置


良い例悪い例

筐体が堅い場合
超音波の振動を阻害したり、筐体⇔センサで振動が相互に伝わり長く続きます。