発音部品(ブザー)SMD(表面実装型)圧電サウンダ -エアーブローにて異物を除去する際のご注意-

実装後のお願い

エアーブローにて異物を除去する際は、圧電サウンダ周辺を避けて吹き付けてください。

圧電振動板の変形や圧電セラミックのクラック、シリコーン破れの発生により、音圧が低下する、もしくは鳴動しなくなる可能性があります。

不具合発生のメカニズム

SMD(表面実装型)圧電サウンダ内部は、圧電振動板とシリコーン接着剤によって気室に分割されています。この気室は外部と製品の天面や側面などに設けられた放音孔、開放孔により接続されています。

この構造により、圧電サウンダ内に圧縮エアーが吹き込むと、圧電振動板やフタにエアー圧が加わり、以下の不具合が発生する可能性があります。

圧電振動板が変形 圧電振動板の駆動・振動状態が変化することにより鳴動状態が変化し、正常な動作を妨げる可能性があります。
振動板を保持するシリコーンが破壊 気室間にリークが発生し、音を放射する効率が低下するため、音圧が低下する、もしくは鳴動しなくなる可能性があります。
圧電セラミックが破損 圧電振動板の駆動面積の減少やショートの発生により、音圧が低下する、もしくは鳴動しなくなる可能性があります。
フタが脱落 気室が形成できなくなり、音圧が低下する可能性があります。(※PKMCS1818シリーズは対象外)

原因

左右にスワイプ可能です 横持ちでご覧ください
PKLCS / PKMCS0909シリーズ PKMCS1818シリーズ
正常
原因のイメージ画像1
  • PKMCS0909の放音孔 / 開放孔は上図と違う位置にあります。
原因のイメージ画像2
放音孔から空気が入った場合
原因のイメージ画像3

ケースとフタが引き剥がれる

原因のイメージ画像4

振動板を保持するシリコーンが破壊

開放孔から空気が入った場合
原因のイメージ画像5

振動板を保持するシリコーンが破壊

症例

左右にスワイプ可能です 横持ちでご覧ください
PKLCSシリーズ
正常 異常
症例のイメージ画像1
症例のイメージ画像2

シリコーンが破れ、振動板が傾いている。

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