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PTCサーミスタ(ポジスタ)の基礎知識
使用温度範囲内において、PTCサーミスタに常時印加することのできる最大の電圧 / 電流を示します。
25°Cの静止空気中において、3分間印加に耐える電圧を示します。電圧の印加は0Vから徐々に耐電圧まで上昇させる方法で行います。 耐電圧は、素子の厚みが厚いほど、電極間距離が長いほど高くなります。つまり、結晶粒が多くあると高くなります。
PTCサーミスタのI-V特性を図1に示します。 電圧の印加に対し内部発熱と外部への熱放散が平衡状態になったときに、印加電圧と安定自電流の関係を示したものです。定抵抗領域は、V = IR が成り立つ領域で、PTCサーミスタは自己発熱をしていません。電流の極大点と、定電力領域を持っています。
図1 : PTC電流電圧特性
抵抗値-温度特性との関係図 電流の極大点を超えることを、『トリップする』といいます。
過電流保護用PTCは、図3の「初期抵抗値」、「キュリー点」、「熱放散」をコントロールし、特性を調整します。
図3 : 各要因によるI-V特性の変化
特性が決まったPTCは、図3の「周囲温度の変化」のように周囲温度の変化でI-V特性が変動します。電流極大点が、トリップ電流となります。 このグラフから、周囲の温度でトリップ電流値が異なることが確認できます。そのため、定格で25°C以外の温度(たとえば、−10°C)でのトリップ電流が定義されています。
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