セラミックコンデンサのFAQQ高誘電率系(X5R/X6S/X7R特性など)と温度補償用(COG/U2J特性など)の特徴や用途の違いは何でしょうか?

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セラミックコンデンサには高誘電率系と温度補償用の2種類があります。
ご使用の回路用途が異なりますので、特性の違いをご理解の上ご使用ください。

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温度補償用(CLASS1) 高誘電率系(CLASS2)
材料系 ジルコン酸カルシウム系 チタン酸バリウム系
主な温度特性 C0G(温度による容量変化が小さい) X5R/X7R(温度による容量変化が大きい)
DCバイアス特性 ありません 有り
エージング特性 ありません 有り
静電容量 比誘電率が低く静電容量が小さい 比誘電率が高く大容量が得られる
主な回路用途 発振、同調(フィルター)用、カップリング用、マッチング用等々 バイパス回路、平滑用、デカップリング用、カップリング用等々

例【温度特性】

例【DCバイアス】

温度補償用はDCバイアス特性が無いので容量変化がありません。

  • 設計支援ツールでは、高誘電率系セラミックコンデンサのDCバイアス電圧 / 温度に応じた特性データの表示、ダウンロード機能を提供しています。

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