セラミックコンデンサのFAQQ部品を温度範囲、使用温度範囲を超えた低温下で使用しても問題ないでしょうか?

A
温度範囲よりも低温になることで懸念されますのは、「静電容量の変化率」、「信頼性」、「耐温度サイクル」になります。
静電容量の変化率については、例えば、B特性品もF特性品も温度範囲は-25~85℃であり、その温度範囲における静電容量変化率の規定は、B特性は「±10%」、F特性は「+30、-80%」になりますが、温度範囲から外れることでその容量変化率の規定を満足しなくなることが懸念されます。

信頼性においては、セラミックコンデンサは温度加速性があるため、高温側の方が厳しくなる傾向があります。
その使用温度範囲より低温になることによって信頼性低下の懸念はございませんが、結露はしないようにお願い致します。

また、耐ヒートサイクル性は、温度範囲が拡大することにより低下しますので、最高使用温度と最低使用温度間での温度変動が繰返される環境下でのご使用はご注意願います。
(基本的に、B特性においてもF特性においても使用温度範囲外でのご使用は保証外となりますのでご了承ください。)

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