株式会社村田製作所は、車載制御系インターフェースCAN*1 用に125℃対応で3225サイズ(3.2×2.5mm)のコモンモードチョークコイルDLW32SH_XKシリーズを商品化しました。本製品は7月から量産開始予定です。
自動車は複数の電子制御機器(ECU*2 )によって構成されており、このECUは差動インターフェース(CAN)を通じて相互でデータのやり取りをおこない自動車を制御しています。
現在、CANでは4532サイズ(4.5×3.2mm)のコモンモードチョークコイル(DLW43SHシリーズなど)が使用されています。
しかし、自動運転に向けた動きが加速し、ECUの数が年々増え続けており、市場では小型の商品が求められています。
そこで、CAN/Flex Ray用のコモンモードチョークコイルDLW43SHシリーズで培った巻線技術をベースに、3225サイズ(3.2×2.5mm)のコモンモードチョークコイルDLW32SH_XKシリーズを商品化しました。
*1 CAN:Controller Area Network
*2 ECU:Electronic Control Unit(電子制御機器)
村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。
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