株式会社村田製作所は、2016サイズ (2.0x1.6mm) 車載用水晶振動子*1 (XRCGB-F-Aシリーズ) を商品化いたしました。当製品は、小型で高精度 (周波数許容偏差-/+30ppm、周波数温度安定性-/+35ppm) を実現した車載用小型水晶振動子です。
なお、当製品は2015年1月14日 (水) ~1月16日 (金) に東京ビックサイトで開催される「国際カーエレクトロニクス技術展」にて展示いたします。
当社は2009年、東京電波との共同開発品として水晶振動子の量産を開始し、2013年には自動車用水晶振動子XRCHA-F-Aシリーズ (2520サイズ) を16~24MHzの周波数範囲で商品化いたしました。
近年、自動車市場ではECUによる高度な制御が求められており、ECUの動作周波数の高周波化が進んでおります。そこで当社は、高周波へ対応可能な小型 (2016サイズ) かつ高精度な車載用水晶振動子を開発・商品化し、自動車市場における高周波化のニーズに対応してまいります。
既存の水晶振動子にはない世界初となる独自のパッケージ技術を用い、品質や量産性、コストパフォーマンスに優れています。さらに、水晶素子の設計を最適化することで自動車の一般的な動作温度 (-40~+125℃) における周波数温度安定性を最小で-/+35ppmにまで縮めることに成功し、Ethernet*2などの次世代車載LANや画像処理ECUにも対応可能としました。当製品は、車載電装部品の信頼性試験規格であるAEC-Q200*3に準拠し、RoHS/ELV指令にも対応しております。
例:XRCGB24M000F3A00R0 (24MHz)
XRCGB25M000F3A00R0 (25MHz)
XRCGB27M000F3A00R0 (27MHz)
XRCGB48M000F5A00R0 (48MHz)
村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。
詳細はこちらのページをご覧ください。
www.murata.com/ja-jp