シリコンキャパシタ(シリコンコンデンサ)シリコンキャパシタとは

シリコンキャパシタとは

ムラタの高密度シリコンキャパシタは、半導体のMOSプロセスを応用して3次元化することで電極面を大幅に増やし、基板単位面積当たりの静電容量を大きくしたものです。ムラタはこの3次元構造を非結晶基板に一体化する技術を保有しています。

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    シリコンキャパシタのイメージ画像1
  • シリコンキャパシタのイメージ画像2

シリコンキャパシタの特徴

小型パッケージで高いパフォーマンスを実現

この高度な3Dトポロジーにより、100µmという驚異的な薄さの中に、セラミック層80層分に相当するアクティブな静電容量領域を実現しています。(100µmより小さい値についてはお問い合わせください。)
安定した誘電体(常誘電体)を使用することにより、安定した電気的特性を実現しています。

温度に対する高い安定性
250°Cまでの環境下

周波数に対する信号安定性
最大220GHzでの用途

電圧に関する安定性
高圧での用途

経年変化に対する安定性
最低寿命10年

極薄
50µmに薄型化

MLCCとの違い

MLCC技術の10倍の信頼性

半導体MOSプロセスと同じDNAを持つムラタのシリコンキャパシタは、実証された一貫性のあるデータに基づいた標準モードがあり、それゆえ予測可能で信頼性の高い卓越した性能を提供します。当社のシリコンキャパシタ技術は、高温硬化時に発生する酸化物により、他のキャパシタ技術に比べ最大11倍の信頼性を実現しています。さらに、電気テスト各種をすべて製造工程の最後に行うことで、初期不良の発生を防いでいます。

MLCCとの違いのグラフ1
MLCCとの違いのグラフ2