高速車載インターフェースPoC対応の電源ライン用インダクタを商品化

2017/12/07

株式会社村田製作所
代表取締役会長兼社長 村田 恒夫

要旨
株式会社村田製作所は、車載PoC*1 回路に最適なLQW32FTシリーズを商品化しました。本商品は、広帯域で高インピーダンスという特徴を持ち、3225サイズ(3.2×2.5mm)でインダクタンス47μHを実現しています。2017年11月より量産を開始しています。

補足
車載アプリケーションにおけるSerDes*2 機器において、軽量化を目的に車載カメラの映像データ伝送と電力伝送を一本の同軸ケーブルで行うPoCの適用が広がりつつあります。これまでPoCでは回路処理部で広帯域信号を扱うこと、および信号と電源を分離するために広帯域で高インピーダンスを維持する目的で、大インダクタンスと小インダクタンスの複数個のインダクタを使う必要がありました。しかしLQW32FTシリーズは、これまで複数個必要とされてきたインダクタを1つに置き換えることが可能となります。これにより、システム全体の小型化や省スペース化、トータル低直流抵抗化に貢献します。また本商品は車載回路に使用されることから、使用温度範囲の上限である125℃を実現しています。
LQW32FTシリーズは、今後さらに、市場が求める信号の高速化に対応したシリーズの展開も予定しています。

製品サイト

LQW32FTシリーズ
シリーズラインアップはこちらをご確認ください。

用語説明

*1 PoC(Power Over Coax):信号ラインと電源ラインを同軸ケーブルに一本化した方式
*2 SerDes(SERializer/DESerializer):シリアル信号化/パラレル信号化
ムラタについて

村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。
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