株式会社村田製作所(以下、「当社」)は、安全規格クラスY2/X1に対応した金属端子付き面実装型セラミックコンデンサであるKCAシリーズに新たなラインナップを追加しました。従来のKCAシリーズと比較して、定格電圧の向上や、一部の容量では従来のものと比較してより低背化を実現しています。当製品は2025年9月より量産を開始しています。
近年、電気自動車(EV)市場では電動化が進み、車載パワートレインやセーフティ機器において高電圧化が加速しています。これらを構成する部品には、高電圧負荷時でも安定して動作することが求められています。また、電気自動車のバッテリー充電に使用される家庭用の充電器等でも三相交流電源が使用されるケースがあり、高電圧対応が必要とされています。
この度ラインナップを追加した新商品は、市場のニーズに合わせ、より高電圧での使用を可能にするために設計を見直しました。従来のKCAシリーズの安全規格認定電圧であった250Vac(r.m.s.)に対し、500 Vac(r.m.s.)に対応可能となり、安全規格クラスY2/X1の認定を取得しました。また、設計見直しにより、一部の容量では、従来品と比較して低背化を実現しており、より狭空間での使用を可能にしました。上記に加え、当製品は従来品より価格を抑えたラインアップとなっており長期的な価格低減を見据えた製品となります。
当製品(KCAシリーズ、温度特性X7R)の詳細はこちら
村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。