株式会社村田製作所(以下、「当社」)は、自動車パワートレイン/セーフティ機器用リードタイプ積層セラミックコンデンサ「RCEシリーズ」および民生機器&産業機器用リードタイプ積層セラミックコンデンサ「RDEシリーズ」において、定格電圧100Vdc/静電容量10μFの製品(以下、「当製品」)を世界最小※1
サイズ(体積・高さ)にて開発し、ラインアップを拡充しました。当製品は、48V電源システムを採用するアプリケーションでの使用を想定しており、2026年8月より量産を開始しています。
自動車の12V電源システムでは、EPS※2やブレーキシステム、ウォーターポンプなどに、定格電圧25~50Vdcで静電容量10μF以上の大容量コンデンサが主に使用されています。一方、車両の電装化などにともない48V電源システムの採用が拡大しており、定格電圧100Vdcで静電容量10μF以上のコンデンサに対するニーズが高まっています。
また、民生機器や産業機器においても、機器の高機能化や高出力化を背景に、ヒューマノイド等のアプリケーションで48V電源システムの採用が広がっています。
当社はこうした市場ニーズに対応するため、自動車向けリードタイプ積層セラミックコンデンサ「RCEシリーズ」および民生・産業機器向けリードタイプ積層セラミックコンデンサ「RDEシリーズ」において、定格電圧100Vdc/静電容量10μFの当製品を開発し、量産を開始しました。定格電圧100Vdc/静電容量10μFのリードタイプ積層セラミックコンデンサとしては体積、高さにおいて世界最小サイズ※1となります。
従来、当社のリードタイプ積層セラミックコンデンサにおける定格電圧100Vdc品の最大静電容量は4.7μFでしたが、当製品では10μFへの大容量化を実現しました。また、同サイズ、定格電圧50Vdc/静電容量10μF、の当社従来品に比べ、定格電圧が約2倍に拡大しています。
当製品は、積層セラミックコンデンサにリード線を取り付け、樹脂でモールドした構造です。リード線により、基板のたわみ、振動、熱膨張などによる機械的ストレスを緩和し、コンデンサ本体への負荷を低減します。また、基板上への実装を前提とするチップコンデンサでは対応しにくい基板外などにも実装可能です。
当社は今後も、市場ニーズに対応した積層セラミックコンデンサの開発とラインアップ拡充を進めていきます。
村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。