超小型低コストスタンドアロンLoRaモジュールを発売

  • 通信モジュール

2016/07/15

株式会社村田製作所は、LoRaWAN長距離無線プロトコルに対応する小型で低コストの省電力広域ネットワーク(LPWAN)無線モジュールを発売いたします。

このスタンドアロン型の小型モジュールはわずか12.5×11.6×1.7 mmの大きさで、金属で遮蔽した樹脂成形筐体の中に構成され、Semtech SX1276超長距離スペクトル拡散無線送受信機およびSTMicro STM32L08CZY6 ARM Cortex M0+ 32bitマイクロコントローラ(MCU)が入っています。内蔵のTCXOは堅牢で温度ドリフトが少ないという特徴を持ち、送受信機とMCUの両方に正確なクロック源を供給します。
モジュールによる通信は、UART、SPI、またはI2Cペリフェラルインタフェースを経由して可能となります。ADCと最大48のGPIOにより、センサ、スイッチおよびステータスLEDの接続は高い汎用性を持ち、モジュールの電力は2.2~3.6VDCの電源から供給されます。ムラタCMWX1ZZABZ-078モジュールは、世界全域において433、868および915MHzの産業科学医療用(ISM)スペクトルで動作させることについて、電波管理当局より事前承認を受けています。

通常の出力は+14dBmですが、長距離アプリケーションまたはその中でも屋内の電波が悪い場所にエンドデバイスを置いてあるものには、PA増強機能を選択してRF出力を+20dBmまで上げることができます。

MCUは192kBのフラッシュメモリと20kBのRAMを搭載しているので、カスタマーアプリケーションの組込みや、他の変調スタックの管理もできる、十分なメモリがあります。さらに、STSAFEセキュアエレメントをオプションでMCUに組み込んで、ネットワークセキュリティ機能を高めることも可能です。

セムテック社ワイヤレス&センシング製品グループの副社長兼統括マネージャーであるMarc Peguluは以下のように述べております。
「ムラタのようなワイヤレスモジュールの第一人者をLoRaエコシステムにお迎えすることができ、大変嬉しく思っております」
「LoRa Alliance™にムラタが参加してから、我々はチームとして、さまざまなセンサに対応可能で、費用対効果に優れた小型のフォームファクタであるLoRaWAN™モジュールを共に作ってきました。ムラタの新しい無線モジュールは、LoRaWANプラットフォームの採用を世界的に拡大し、それを省電力IoTアプリケーションに対応するLPWANの標準とすることに貢献すると確信しています」

本モジュールの一般的な用途は、スマートメータ、ウェアラブル機器、トラッキングシステム、M2Mおよびモノのインターネット(IoT)のエッジノードなどです。対応している温度は幅広く、モジュールは–40 ~ +85℃で動作します。
2016年10月より量産を開始いたします。

ムラタについて

村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。
詳細はこちらのページをご覧ください。www.murata.com/ja-jp