株式会社村田製作所(以下、「当社」)は、自動車に用いられる次世代の車載ネットワークCAN FD※1用チップコモンモードチョークコイル「DLW32SH_XFシリーズ」に、新たにDCMR※2 Class3※3に適合した「DLW32SH510XF2」(以下、「当製品」)のラインアップを拡充しました。本製品は2023年4月より量産を開始しています。
近年、自動車業界ではより安全で快適な走行を目指し、ADAS(先進運転支援システム)の導入などにより自動車の制御技術の高度化が急速に進んでいます。こうした動きにともない車載ネットワークの高速化が求められ、データ伝送速度が最大1Mbps(ビット/秒)のClassical CAN※4から、より高速なCAN FDへの置き換えが加速しています。そこで当社は、CAN FD に対応したチップコモンモードチョークコイルのラインアップに、従来品100µHに加えて、新たに51µHの当製品を拡充しました。当製品は、 CAN/CAN-FDなど、車内ネットワークの信号ラインから放射されるノイズ対策に効果的です。
IEC62228-3※5でCAN-FD用コモンモードチョークコイルに求められるDCMR Class3を実現。
製品詳細は DLW32SH510XF2 をご覧ください。
シリーズラインアップは DLW32SH_XF2 をご覧ください。
アプリケーション毎の推奨コモンモードチョークコイルリストを公開しています。
車載向け信号ライン用のリストはこちらをご覧ください。
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