導入企業1:河南博愛強力車輪製造有限公司(中国、河南省)
適用先工程:商用車のホイールに塗料を塗布する工程
課題:排ガスの主成分は酢酸エチル。排ガス濃度は低いが、変動が大きいため、燃焼室温度を高く設定(850℃)して処理していたが、燃料消費量が大きく、年間燃料費は1,000万円(LNG)費やしていた。処理風量は38,000N㎥/h、出口排ガス濃度は約30mg/㎥以下。
解決方法:2021年2月に排ガス処理用ハニカム触媒をRTOに投入。排出基準を満たしていることを確認しながら燃焼室温度を700℃まで低減。
導入効果:燃料削減率53.0%を達成。特に、排ガス濃度が高くなる高稼働時は自燃が可能になり、大きな燃料削減率を実現した。導入後、3年間継続使用して安定稼働中。