メタルマスクの厚みは、100µm以上を推奨します。
弊社では、ECASシリーズをはんだ厚み60µm~200µmの範囲で実装した基板を評価し、はんだ固着力、耐衝撃性、耐振性に差がないことを確認しておりますが、100µmより薄い場合は端子の状態や基板のレジスト材の厚みの影響を受ける可能性があります。
従って、メタルマスクの厚みは100µm以上を推奨します。
(補足)
部品の小型化に伴い、はんだ厚み(はんだペースト印刷厚み=メタルマスク厚み)も薄くなる傾向にあります。
弊社ECASシリーズをご使用いただく際も、周囲に搭載される部品サイズを鑑みて、はんだ厚みの影響を把握する必要があります。
ECASが使用されるノートPC、サーバー、スイッチ/ルーター向けでは、はんだ厚みは80~120µmが一般的ではないかと考えていますが、上記の通り、100µmより薄い場合は端子の状態や基板のレジスト材の厚みの影響を受ける可能性があるためメタルマスクの厚みとしては100µm以上を推奨いたします。
はんだ厚みの影響を調査した結果はこちら→はんだ厚みの影響調査