セラミックコンデンサのFAQ

特性

高誘電率系(B/X5R、R/X7R特性など)と温度補償用(CH、C0G特性など)の特徴や用途の違いは何でしょうか?

下記の表をご参照ください。

  高誘電率系
温度補償用
主な
温度
特性
B/X5R、R/X7R 特性など
CH、COG 特性など
特徴
・主原料:強誘電体であるチタン酸バリウム(BaTiO3)
・室温で1000~20000と大きな比誘電率をもつことから、小型で大容量が得られる。
・温度や電圧に対して、比誘電率が変化をするため、時定数回路などに適用した場合は、電子回路の動作状態が変化する可能性があることを前提にする必要がある。
・静電容量の経時変化がある。
・主原料:常誘電体である酸化チタン(TiO2)やジルコン酸カルシウム(CaZrO3)
・比誘電率は20~300程度であるため、高誘電率系よりも静電容量が小さい。
・比誘電率が温度に対してほぼ直線的に変化するという特性がある。
容量値の経時変化は無視できるほど小さく、高温、高電力、高周波においてもtanδ(コンデンサの損失)が小さく安定性に優れる。
・誘電率の経時変化や電圧印加による変化がほとんどなく、かつ高いQ値(1000~8000)をもつ。
主な
用途
・パソコン、デジタル家電、スマートフォンなどに採用されている。
・優れた高周波特性を生かして、デカップリングコンデンサとしてノイズ発生防止もしくは吸収に優れた働きを示し、広く使用されている。
最近では数μF~100μFの容量値も取得可能となって、各種電源の平滑コンデンサとしての応用も進んできている。
・その他、バイパスやカップリング、フィルタ回路などで幅広く使用される。
・テレビチューナー回路などで使われている。
・最近は0.1μFまで静電容量が拡大しており、DC-DCコンバータのスナバ回路やオーディオなどで使用されつつある。
・その他高周波回路(発振、同調、カップリング回路等)に使用されている。

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経時変化について

※設計支援ツールでは、高誘電率系セラミックコンデンサのDCバイアス電圧 / 温度に応じた特性データの表示、ダウンロード機能を提供しています。

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